[メイン] GM : 出航だァ~~~~~~!!!!
[メイン] 渡辺 曜 : 出航ヨーソローーーーーーーーーーーーーー!!!!
[メイン] IA : 出航だよ~
[メイン] 各務原なでしこ : 出航だァ~~~~!!!!
[メイン] ムスメ : 出航なんだァ〜〜!!!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは小さな島、シャン津島。
神々が住む島と言われたこともあり、その美しさは大変評判なんだそうな。
[メイン]
GM :
しかし今はシーズンオフ。
観光客の足の来も遠く、この島本来の日常がそこには広がっていた。
[メイン]
GM :
客人が研修会を開いており、それに地元の人も参加していたそうな。
糞田舎ゆえにその会場の設営に4人に少女も駆り出される事になった
[メイン] GM :
[メイン] GM : 場所──シャン津島会館────。
[メイン]
各務原さくら :
「はいなでしこ、あんたイス運んで」
パイプ椅子を8つくらい、畳んだ状態で押し付けられる。
[メイン]
各務原なでしこ :
「うぇぇー!!?流石にこの数はキッツイよお姉ちゃん~~!!」
そうは言いつつ、しっかりと両手に抱えて。
[メイン] 渡辺 曜 : おお……!さすがなでしこちゃん!
[メイン] 渡辺 曜 : すごい力持ち!
[メイン] ムスメ : 「おーし、頑張るんだなでこ〜」
[メイン] 渡辺 曜 : 「さくらさん~!私も手伝いますよ~!」
[メイン]
IA :
「危ないからIAも持ったげよっか~?」
ひょこりと、後ろから顔を出して声を掛ける
[メイン] ムスメ : 椅子の上で休みながら携帯を弄っている
[メイン]
渡辺 曜 :
シュバッ、と敬礼ポーズを取る
快活な、スポーツマンと言ったような雰囲気を醸し出す少女。
[メイン]
各務原さくら :
「はい曜ちゃんとIAちゃんもムスメちゃんもよろしく」
それぞれに2つずつパイプ椅子を渡して
[メイン] ムスメ : 「うげっ…!」
[メイン]
IA :
「ん~、わかった~」
その椅子を片手で軽々と持ちつつ
[メイン] 渡辺 曜 : 「よいしょっと……!ふひ~!それにしても重労働だね~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ムスメちゃん!IAちゃん!二人はだいじょー……おお……!」
[メイン] ムスメ : 「随分ヒョイヒョイ持ち上げるんだな…」
[メイン] ムスメ : 「……いくつもてるんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「力持ちだねー……!こうなったら、私も負けてられないねー!」
[メイン]
IA :
「IAはお姉ちゃんですから」エヘン
自慢げに二人の前を向いて
[メイン]
各務原なでしこ :
「うえー……お姉ちゃんの鬼~!!」
せっせと椅子を指定された位置に置き
[メイン] 渡辺 曜 : 「おっ、それじゃあ今この場には、お姉ちゃんが二人ってところかな~?」
[メイン] ムスメ : 「お姉ちゃん……って、妹はどこなんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : IAとさくらさんを見比べながら、ニヤニヤと。
[メイン]
IA :
「えーっと…ひーふーみー…じゅっこくらい?」
肩を揺らして
[メイン] 渡辺 曜 : 「そんなに!?さ、さすがにそんな多く同時は、持てないっしょ!?」
[メイン] ムスメ : 「………トカゲ男が泣き出すレベルなんだ」
[メイン] IA : 「ONEちゃんはライブを見に今は島を出てるんだ~」
[メイン] ムスメ : 「へー、お外に行ったんだ」
[メイン]
渡辺 曜 :
あ、持てるパイプ椅子の数と、妹の数
勘違いしちゃった……!
[メイン]
IA :
「…片手だとそれ以上は長さが足りないからな~」
腕をまっすぐ伸ばして
[メイン] ムスメ : 「お姉ちゃんなのに、留守番〜?悲しい奴だな〜」
[メイン] 渡辺 曜 : お恥ずかしやお恥ずかしや……。
[メイン] IA : 「IAちゃんはのんびりするほうが好きなんでーす」
[メイン]
渡辺 曜 :
そうしてこっそり恥を誤魔化すように。
「ほらほらなでしこちゃん!これ終わったらアイス屋さん、行こうよ!」
[メイン] IA : 「それにお土産もあるしね~」
[メイン] 渡辺 曜 : 一緒にパイプ椅子を運びながら、ニコッ、と笑う。
[メイン] ムスメ : 「お土産…!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「アイス……!!うん!!行く行く!!」
[メイン]
IA :
「アイス?」
すぐにおいしそうなものに興味が移る
[メイン] ムスメ : 「アイス!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「3月とはいえ、この島はすっごく暖かいからね~、アイス屋さんもさぞかし繁盛を……おやおや~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「お姉ちゃんなのに、アイスという単語に反応ですかな~?」
[メイン] ムスメ : 「さっさと終わらせるんだ!ネコミミ、もっと持て!」IAの前に椅子を持ってくる
[メイン] 渡辺 曜 : 子どもっぽい反応を見せるIAに、ニヤニヤとした視線を送りつつ。
[メイン] 渡辺 曜 : 「おっ、それに……なでしこちゃんも気合十分!と言ったところかな~?」
[メイン]
IA :
「美味しいもの我慢するほうがつまんないもーん」
そう言って置かれた椅子を全部持ち上げて
[メイン]
渡辺 曜 :
どうよ~、なでしこちゃんの扱い。
慣れてるでしょ?という自慢げな視線をさくらさんに送る。
[メイン] ムスメ : 「おおおおお!」
[メイン] ムスメ : 「いけー!ネコミミ!」
[メイン]
IA :
「はーい」
一緒にムスメも持ち上げて
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、おおぉぉ……!?本当に同時に全部持ち上げちゃった……って、わわわ……!?」
[メイン] ムスメ : 「わ、ちょっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ム、ムスメちゃんが~!?危ないよ~!?」
[メイン] 渡辺 曜 : あわわ、と慌てながら。
[メイン] ムスメ : 「た、たかい!っていうか、スカート!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ………」
[メイン]
渡辺 曜 :
スカート、という単語に反応してしまい。
思わずムスメの下半身の方へ目が映ってしまい。
[メイン]
IA :
「ん~?」
特に気にせず持ち上げたまま椅子を並べる
[メイン] 渡辺 曜 : ぽぉ、と頬を赤くしてしまう。
[メイン] 渡辺 曜 : そのまますぐさま視線を逸らし。
[メイン] 渡辺 曜 : 「と、と、とと、とにかく!うん!早いところ準備!終わらせちゃおう!」
[メイン] IA : そのスピードはそれなりに早くフードがはためくと同時に持ち上げられたほうも…
[メイン] 渡辺 曜 : どもりながら、なでしこと一緒に、せっせと椅子を運ぶ。
[メイン] 各務原さくら : 「みんなありがとうね本当。手伝った分としてお代は私から出すから」
[メイン] ムスメ : 「は、恥ずかしいけど、さらに怖い…!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほほ~う?」
[メイン] IA : 「へっへ、太っ腹~!」
[メイン] IA : 「ん?あ~怖かった?」
[メイン] 渡辺 曜 : さくらさんの方を向き、ニヤニヤとしながら。
[メイン] IA : 怖いという単語に視線を上げる
[メイン] 渡辺 曜 : 「まぁでも私は、お代とか要りませんから!大丈夫です!」
[メイン] 渡辺 曜 : 手を上げ、ニコッと笑いながら。
[メイン] ムスメ : 「ま、まって!上向いたら、見えちゃう…!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「私、体動かすのとか好きなので!全然こういうの、苦というほどのものでもありませんよ~?」
[メイン] IA : 「見えるって何が~?」
[メイン] ムスメ : 「ッ〜〜〜〜!!」
[メイン] 各務原さくら : 「遠慮しなくていいから、手伝わせちゃったしね」
[メイン] IA : ムスメを下ろそうとそのまま止まって
[メイン] 渡辺 曜 : 「む、むぅ~、遠慮とかじゃありませんよ~?……あ、それなら!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「やっと終わるよぉ~………」
[メイン] 渡辺 曜 : さくらさんの耳元へ、顔を寄せ。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……こ、今度一緒に、お買い物とか……どう、ですか……?」
[メイン] IA : 「はい、怖がらせてごめんね~」
[メイン] IA : ムスメをひょいと降ろす
[メイン] ムスメ : 「はぁ…はぁ…あ、相変わらず侮れないんだ」
[メイン] 各務原さくら : 「ん、そうね。じゃあ皆でね」
[メイン] 渡辺 曜 : 「むっ………は、はぁ~い……」
[メイン] 渡辺 曜 : しょぼくれた顔をしながら、なでしこの方へ戻り。
[メイン] GM : なんやかんやしつつ準備も段々と終えてきて
[メイン] ムスメ : 「……やけに慣れてるんだ、妹もこうやって遊んであげてたの?」
[メイン]
IA :
「ONEちゃんはもう抱っこしてあげても嫌がるかなぁ…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふぇー……やっと終わりそう………」
[メイン] ムスメ : 「い、いや、アタシも喜んでるわけじゃ……まあ、いいや」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふふふ、お疲れ様~♪」
[メイン] 渡辺 曜 : なでしこの頭をよしよしと撫でながら。
[メイン] IA : 「ま、他にもいろいろ楽しいことはあるので~」
[メイン] IA : 「あ、そうだ!」
[メイン] ムスメ : 「ふーん?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「もうすぐアイスの時間が待ってるよ!もう少しの辛抱!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「あう……ありがとう曜ちゃん………」
[メイン] IA : 耳をぴんと立てて
[メイン] ムスメ : 「な、なんだきゅうに!」
[メイン] 渡辺 曜 : なでしこに、グッジョブサインを見せながら。
[メイン] IA : 「アイス!アイスたーべたい!」
[メイン] 渡辺 曜 : む? とIAの方を向き。
[メイン] ムスメ : 「…あ、そうだった」
[メイン] 各務原なでしこ : 「そうそうアイス!!実はいいところ知ってるんだ!!」
[メイン] ムスメ : 「アイス、仕事終わったから食べに行けるんだ!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは~!そうだね、うんうん!あ、IAちゃんも汗掻いちゃってるね~?」
[メイン] IA : 「運動したのでIAちゃんは甘いもの食べたいもん~!」
[メイン] 渡辺 曜 : そう言い、タオルでIAの首元を拭いてあげながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「そうだね~、運動後はやっぱり、甘々なアイスに限るよね~!」
[メイン]
IA :
「んん~…」
目を細めて気持ちよさそうに
[メイン] ムスメ : 「そうなんだな!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「私、ブルーハワイ味がすっごく好きなんだよね~」
[メイン] 渡辺 曜 : 「でも、ブルーハワイって、何なんだろうね~?」
[メイン] ムスメ : 「それは……えーっと」
[メイン] 渡辺 曜 : ふふふ、と微笑ましそうにIAを見つめながら。
[メイン] ムスメ : 「……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「青い……ハワイ……?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「おっ、ムスメちゃん、知ってるのかな~?」
[メイン] ムスメ : 「ハワイの味なんだ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんわかる?」
[メイン] IA : 「ぶるーはわい…?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ハワイの味、うん、ハワイの味! ……としか、言いようがないよね!」
[メイン] IA : 「ん~~…」
[メイン] 渡辺 曜 : 楽しそうにけらけらと笑いながら。
[メイン] ムスメ : 「ん、知ってるんだ?」
[メイン]
IA :
「IAちゃんもわかりませーん!」
お手上げのポーズ
[メイン]
渡辺 曜 :
「ありゃりゃ~わかんないか~!あはは~!」
真似するように、自分も両手を上げる。
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんでも駄目かー……お手上げだよー」
[メイン] ムスメ : 「頼りにならないお姉ちゃんなんだ…」
[メイン] 渡辺 曜 : 「でもでも、世には知らなくても良いことだって、あるかもしれないよ~?」
[メイン] IA : 「地名は味じゃないもーん」
[メイン] GM : そんなこんなで時間も迫り
[メイン] 渡辺 曜 : みんなを怖がらせるような顔を見せながら。
[メイン]
IA :
「…そーかもね」
悪い顔で同調する
[メイン] 渡辺 曜 : 「もしかしたら、ブルーハワイと名付けないといけないくらいには、奇妙な…… ……やや!」
[メイン] ムスメ : 「え、え!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 会場にある時計を見て。
[メイン] IA : 「ONEちゃんも怖い話するとよくそー言って…ん?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「もうそろそろ上がりの時間ですかね~?」
さくらさんの方を見て。
[メイン] 各務原さくら : 「はい皆一旦お疲れ。そろそろ時間だから、後は片付けの時また頼むわね」
[メイン] 渡辺 曜 : は~い!と元気よく返事し、さくらさんにニコりと笑う。
[メイン]
IA :
「はーい!」
手を挙げて
[メイン] 各務原なでしこ : 「はーい」
[メイン]
渡辺 曜 :
「今度もこの渡辺曜!渡辺曜にお任せくださ~い!」
選挙演説風な言い回しで。
[メイン] ムスメ : 「は、はーい」
[メイン] IA : 「IAちゃんもいるよ~」
[メイン] 渡辺 曜 : そうして、さくらさんにウインクし。
[メイン] 渡辺 曜 : 「そうだね~!IAちゃんのおかげでスムーズに終わったからね~」
[メイン] 各務原さくら : 軽く手を振って返し
[メイン] 渡辺 曜 : 「今日一番の功労者は、IAちゃんかな~?」
[メイン] 渡辺 曜 : つんつん、とIAのほっぺと突っつきながら。
[メイン] IA : 真似しているのか両目でウインク…要は瞬きをしている
[メイン] ムスメ : 「……ちょ、ちょっと恥ずかしい思いはさせられたけど、よくやったんだ」
[メイン]
渡辺 曜 :
……あ、さ、さくらさん。
手を振り返してくれた……。
[メイン] IA : 「ん~…IAちゃんのホッペは高くつきますぞ~」
[メイン] 渡辺 曜 : 「なぬっ、ではではおいくらですかな……?」
[メイン] IA : 「ん~…」
[メイン] ムスメ : 「ん?」
[メイン]
各務原なでしこ :
「曜ちゃんばっかりズルいー……!私も!」
釣られてつつく
[メイン] IA : 「五百八十円!」
[メイン] ムスメ : 「安い」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ええっ……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「わ!あはは~!なでしこちゃんも一緒につんつんしよっか~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「580円か~」
[メイン] 各務原なでしこ : 財布を確認し
[メイン] ムスメ : 「じゃあ、ネコミミの耳は?」
[メイン] IA : 「ワンコインじゃないからお高いんでーす」
[メイン] IA : 「お耳?」
[メイン] IA : 「えーっと…安かったみたいだし」
[メイン] 各務原なでしこ : 「い、いまは厳しいから二回払いで……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「な、なでしこちゃん~!?多分本気じゃないと思うよ~!?」
[メイン] IA : 「五万円!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「んぇえっ!?」
[メイン] ムスメ : 「インフレ激しすぎなんだ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んんぇぇ……!!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「IAミクスだねっ!」
[メイン] IA : 「世情は厳しいんだよムスメちゃん…!」
[メイン] 渡辺 曜 : そう、それに─────。
[メイン] 渡辺 曜 : 田舎は、時給が、低いのだ。
[メイン] ムスメ : 「反面、ネコミミの頭は快適そうなんだ…」
[メイン]
渡辺 曜 :
都会では、時給1000円とか、いくんだっけ?
そこらへんは、あんまり分からないけど。
[メイン] IA : 「まぁでもでも~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAミクス……?」
[メイン]
渡辺 曜 :
580円という単価は、私達の紐を痛めつけるのに
十分だったッ!
[メイン] IA : 「お友達料金で~…」
[メイン] IA : 「無料でいいよ~!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あはは~!冗談だよ冗談~」
なでしこのほっぺも、むにむにと突っつきながら。
[メイン] IA : 両手を挙げてぱーっと
[メイン] 渡辺 曜 : 「おっ!IAちゃん、太っ腹~!ひゅ~ひゅ~!」
[メイン]
各務原なでしこ :
「えっ、やったあ!!IAちゃん大好き!!!」
パッと抱きついて
[メイン] ムスメ : 「……それはそれで問題ありそうなんだ!?」
[メイン] ムスメ : 「そしてなでこも迷いがないんだな……」
[メイン]
IA :
「わあ~」
抱き疲れても大樹のごとく揺るがない
[メイン] IA : 「サービスのグルグルつきでーす!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「ふふふ、若いというのはこういうことなのかもしれんのう~?婆さんや~」
ムスメの方を見ながら。
[メイン] IA : そのままなでしこを持ち上げてぐるんぐるんジャイアントスイングし始める
[メイン] 各務原なでしこ : 「うわおわわあああああ」
[メイン]
渡辺 曜 :
曜も、お婆さんのような演技をしながら。
腕を組み、うんうんと頷……く……。
[メイン] ムスメ : 「わー!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「う、うおぉおおぉっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、危ないよ!?どうどう!落ち着いて~!?」
[メイン]
各務原なでしこ :
「あははははー!!!」
最初は慌てたものの、すぐに楽しそうな反応を返し
[メイン]
渡辺 曜 :
すぐさまIAを止めに掛かろうとするも。
なでしこの笑顔を見て、足を止める。
[メイン] ムスメ : 「ちょ、ネコミミ!落ち着くんだ!なでこは食べ物じゃないんだ!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あ、あ~……楽しそうならオッケー……なのかな……?」
ムスメの方をちらりと見ながら。
[メイン] IA : 「だいじょーぶだいじょーぶ!」
[メイン] 渡辺 曜 : で、でも……さくらさんの大事な妹さんだしなぁ……。
[メイン] IA : 「箱舟に乗ったような気持ちでどんと任せてね~」
[メイン] IA : くるくる~と回しながら歩き始める
[メイン] ムスメ : 「無料の方舟とかありがたみもゼロなんだ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほ、ほんとに……?えっ、ええっ……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ちょ、ちょっと!?IAちゃん!?それ本当に大丈夫なの~!?」
[メイン] IA : 「IAちゃん号はっしーん」
[メイン] 渡辺 曜 : おろおろしながら、IAに着いていく。
[メイン] IA : 回転しながらもまっすぐ進んでいく
[メイン] 各務原なでしこ : 「はっしーん!!!」
[メイン] ムスメ : 「回したまま行く気なんだ!?」
[メイン] IA : 「お客さん行き先はどーしましょうか~」
[メイン]
渡辺 曜 :
「む……」
怪我、しなければオッケー……だよね……?
[メイン] 渡辺 曜 : 「……コホン!それじゃあ……全速前進!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ヨーソロー!」
[メイン] IA : 「ヨーグルトー!」
[メイン] ムスメ : 「あ、危なっかしい…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「うーん!!とりあえず外!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ヨーグルト!?ヨーソローだよぅ!?」
[メイン] ムスメ : 「扉に勢いよく激突しないよう気をつけるんだな?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、そうだね!とりあえず外に出よう!」
[メイン] ムスメ : ムスメは、諦めている
[メイン] IA : 「お外だね~」
[メイン] 渡辺 曜 : 「それに……シーズンオフだからね~」
[メイン] IA : ぐるんぐるん回転しながらドアをちょちょいと開けて
[メイン] 渡辺 曜 : 「夏とかは、本島から来てくれた観光客さんでい~~っぱいだけど」
[メイン] IA : 広さが足りない時だけぴったり回転を止めて通り抜ける
[メイン] IA : 「うん~」
[メイン] 渡辺 曜 : 「この時期だと、そんなにいないからね~?」
[メイン] ムスメ : 「き、器用すぎなんだ…」
[メイン]
渡辺 曜 :
だから、多分外なら、暴れ回っても大丈夫っしょ?
的な?
[メイン] 各務原なでしこ : 「この緩急も中々……」
[メイン] ムスメ : 「なでこが変な感じになってるし、もう急ぐんだな〜」
[メイン] IA : 「急ぐ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あー……ジェットコースターみたいな感覚、なのかな……?」
[メイン] IA : 回転速度を上げそうな顔で
[メイン] ムスメ : 「やめろ!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
この辺には遊園地とかは無いし
曜自身も、この島を離れたことはないため。
[メイン]
渡辺 曜 :
テレビやスマホ、雑誌などで見た記憶から、なんとなくそうなのかな?
と思う。
[メイン]
各務原なでしこ :
「えへへー………」
しっかりとIAを、振り落とされないように抱き締めて。
[メイン] IA : 「ん~」
[メイン] ムスメ : 「ジャイアントスイングがどんどん面白おかしくかしくなっていくんだ…」
[メイン] IA : 「ところでアイスはどっち?」
[メイン] ムスメ : 「………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは~…」
[メイン] ムスメ : 「もう、案内するから、一旦なでこ下ろすんだ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「じゃあ、案内するね~?こっちこっち~!」
[メイン] IA : 「なでしこちゃん、降りる~?」
[メイン] ムスメ : ムスメは、精魂尽きたような顔持ちで告げた
[メイン] 各務原なでしこ : 「アイスの場所なら大丈夫だよー。それにまだ片付けもあるからもうちょっと後でね?」
[メイン] ムスメ : 「まだあったんだ!?」
[メイン] IA : 「んむ!お預け!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ありゃりゃ!そうだね!よ~し……それじゃあ、もっと気合入れて頑張らないと、だね!」
[メイン] 渡辺 曜 : 腕まくりをし、なでしこに頷く。
[メイン] ムスメ : 「よーし、ネコミミ、その回転力を捨てて掃除に使うんだ」
[メイン]
GM :
そんなこんなで時間が過ぎ、研修会も終え。
片付けも済み。
[メイン] GM : 舞台はアイス屋へ
[メイン] ムスメ : 「……というわけで、早速到着なんだ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふぃ~~、研修会、すごかったね~」
[メイン] 渡辺 曜 : なんていうか、すごい恰好の人が、いた!
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふぅー……お姉ちゃんから結構預かったから豪遊しちゃおう!!!」
[メイン] IA : 「いえーい!」
[メイン]
ムスメ :
「さあ、アイスを……」
「アイ…スを……」
[メイン] IA : 「ア~イス、ア~イス!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「むむ、そんなに重労働ってわけでもないから、ちょっとさくらさんには申し訳ないけど……」
[メイン] ムスメ : ムスメの身長では、上手くケースが覗けなかった!
[メイン] 渡辺 曜 : 「でも……ふふ、そうだね、アイスだねアイス!」
[メイン] 渡辺 曜 : IAの様子を見て、微笑ましそうに笑い。
[メイン] ムスメ : 「……ネコミミ、さっきみたく持ち上げるんだ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「実はここ最近新しくいいのが出てねー……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほうほう?」
[メイン]
IA :
「新しいもの~?」
ムスメを頭の上に上げて
[メイン] IA : そのまま肩車する
[メイン]
渡辺 曜 :
あ、くれぐれも怪我しないようにね~!
とIAとムスメに告げながら、視線はなでしこの方へ。
[メイン] ムスメ : 「あ、足が強引に開かれて、変な感じなんだ……とはいえ、これ以上よりは……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「サンデー系!!試食させてもらったんだけどすっごく美味しくて!!」
[メイン] ムスメ : 「雑誌の?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほうほう?サンデー系?」
[メイン] 渡辺 曜 : 知ってる? とIAの方をちらりと見て。
[メイン] IA : 「さんだー?」
[メイン] ムスメ : 「じゃあ、魔ガジン系もあるんだ」
[メイン] IA : パチパチと口から声を出す
[メイン] 各務原なでしこ : 「キャラメルサンデーにチョコレートサンデーにイチゴサンデーに抹茶!!色々あってー…・」
[メイン] 渡辺 曜 : 「多分漫画雑誌の方ではないとは思うよっ!?」
[メイン] ムスメ : 「……!」
[メイン] IA : 「わあ…成程」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほうほう……!色々な味があるんだね~?」
[メイン] ムスメ : 「し、知ってたんだな!あ、あはは!魔界ジョークだな!」
[メイン]
IA :
「ビリビリするのかな…」
むむむと悩ましそうに
[メイン] 渡辺 曜 : 「それじゃあ~……なでしこちゃんのお目当ては何かな~?」
[メイン] ムスメ : 「ビリビリいるんだ…?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「丁度よっつあるし四人でわけあいっこしちゃおうよ!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「わけあいっこ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「え、えーと、それって……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……あ~ん……み、みたい……な?」
[メイン] 渡辺 曜 : 少し頬を染めながら。
[メイン] 各務原なでしこ : 「そうそうそう!!」
[メイン] IA : 「ほほーう!」
[メイン] ムスメ : 「え、えぇ…!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「わ、わおぉ……」
ドキン、と心臓が跳ねる。顔の赤さが引かないまま。
[メイン] ムスメ : 「ネ、ネコミミはなんでそんなノリノリなんだ……!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ま、まぁ?確かに?合理的といえば……合理的、かな……?」
[メイン] IA : 「お任せあれ~!IAちゃんよくしてあげたんだもん!」
[メイン] 渡辺 曜 : あ~ん、か……あ~ん、かぁ……。
[メイン] 渡辺 曜 : ……か、間接キッス、かぁ………。
[メイン]
渡辺 曜 :
……よくないぞ渡辺曜、うむ、良くない。
て、ていうか、こんなの意識するの、私だけだし……!
[メイン] IA : 腕を控えめに上げる、ムスメに当たらないように
[メイン] ムスメ : 「……誰にしてやってたんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : ほら、みんなは全然気にしてる様子じゃないし……!!
[メイン] IA : 「ONEちゃん!」
[メイン] ムスメ : 「……だろーな!」
[メイン]
渡辺 曜 :
……いやぁ……なんていうか、こういうところで、ちょっとした自己嫌悪と言いますか……。
なはは……。
[メイン] IA : 「最近はさせてくれません…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ONEちゃんは幸せ者だねぇ…」
[メイン] 渡辺 曜 : ……みんなには、絶対に言えないからなぁ……。
[メイン] ムスメ : 「だろーな…」
[メイン] 渡辺 曜 : ─────恋愛対象が、同性だ、なんて。
[メイン] 各務原なでしこ : 「それは寂しいね…IAちゃん」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……私たち3人といっぱいしちゃおう!!」
[メイン] IA : 「お~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは~!IAちゃんは本当に、すっごく、妹ちゃん想いだね~?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「むぇ」
いっぱい、しちゃうのかっ。
[メイン] ムスメ : 「む、むぅぅ」
[メイン] IA : 「ONEちゃんとはずーっと一緒に暮らしてたもんね~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「?どしたの曜ちゃんさっきから」
[メイン] IA : 「ん~?」
[メイン] ムスメ : 「ん、ずーっと百面相なんだ」
[メイン] IA : 「むむ」
[メイン]
渡辺 曜 :
「うぇえっ!?!?」
突然なでしこに話題を振られ、戸惑う。
[メイン] ムスメ : 「どうしたんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「い、いや?べべべ、別に?なんでもないよ!本当に!うん!」
[メイン] ムスメ : IAの頭を上から覗き込む
[メイン] 渡辺 曜 : わちゃわちゃと手を振りながら。
[メイン] IA : 「ONEちゃんのお部屋に入った時偶にしてる顔と似てる~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「そ、それってどんな顔……!?」
[メイン] IA : 「なんかこ~…モヤ~っとした顔!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「もやー…っと??」
[メイン] IA : 「雨が降るか降らないかのくもり空…みたいな?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「い、いやぁ……?多分、気のせい、とかじゃないかなぁ……?」
[メイン] IA : 「気のせい…?」
[メイン] ムスメ : 「……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「それに!私はいつも!気分爽快!」
[メイン] IA : 「むう、ONEちゃんもいつもそー言うんだけどな~」
[メイン] ムスメ : 「隠し事全開に見えるんだな〜」
[メイン] 渡辺 曜 : 「渡辺曜は、いつだって、いつの日だって晴れやかさんだよ~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「い、いやいや、それよりも!アーイース!そうでしょ?」
[メイン]
各務原なでしこ :
「んー……」
ちょっとなんか悩んでそうな……
[メイン] 渡辺 曜 : 「なでしこちゃんだって、食べたいでしょー?」
[メイン] IA : 「むう、まぁわかったよ~!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ん、そうだね!!」
[メイン] IA : 「じゃあ…そうだ!」
[メイン] IA : 「IAちゃんがいっぱいあーんってして特別に多めに食べさせてあげましょう!」
[メイン]
渡辺 曜 :
……食べさせ合いは……
よ、ようし……頑張るぞ~ぅ……。
[メイン] 渡辺 曜 : 「んぇ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「本当!!!IAちゃん!!」
[メイン] IA : 「ん~、なでしこちゃんもそれがいい?」
[メイン] ムスメ : 「!」
[メイン] IA : 「ONEちゃんはいっぱい食べると元気になるからね~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんにしてもらうの嬉しいかもー……」
[メイン]
渡辺 曜 :
あ~ん、かぁ……あ~~ん……。
ヤバ。すごいドキドキしてきた。マジか。マジなのか。
[メイン] ムスメ : 「…さっきから、家庭での姿を暴露され続けてるんだな、妹」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは……確かに……」
[メイン] IA : 「?」
[メイン] IA : 「あ、そうだ」
[メイン] IA : 「IAちゃんはキャラメル~」
[メイン] IA : そう言ってフラフラアイス屋に向かう
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、そうだね!それじゃあ……曜ちゃんはどうしようかな~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 各々の顔ぶれを見ながら。
[メイン] ムスメ : 「じゃ、サイダー」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……よっし、私は抹茶かな?」
[メイン] ムスメ : ゆらゆらと頭で揺られて運ばれていく
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあ私はイチゴ……!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「サイダー味は……あったっけ?」
[メイン] 渡辺 曜 : みんなは渋めのものよりも、甘いのが食べたいだろうしね~。
[メイン] 渡辺 曜 : だから抹茶は、私でいいや。
[メイン]
各務原なでしこ :
「じゃあしゅっぱーつ!!」
四人でサンデーを買いに行き
[メイン] IA : 「しゅっぱーつ」
[メイン] ムスメ : 「しゅっぱーつ!」
[メイン] 各務原なでしこ : というわけで買ったよー
[メイン] 渡辺 曜 : 「出発進行!ヨーソロー!」
[メイン] IA : 「ふふ~ん…早速いただこうかい」
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあまずは私からもみんなへー……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「はいIAちゃん、イチゴ味だよー」
[メイン] 渡辺 曜 : ……は、始まってしまった。
[メイン] 渡辺 曜 : う、うぅぅ……。
[メイン] 各務原なでしこ : 「あーん……」
[メイン] IA : 「はーい!」
[メイン] IA : 口を大きく開けている
[メイン]
渡辺 曜 :
お、おぉぉ……!
あ~んが、目の前で……。
[メイン] ムスメ : 「(雛鳥みたいなんだな〜)」
[メイン]
渡辺 曜 :
ごくり、と喉を鳴らしながら。
その光景を目の当たりにする。
[メイン] IA : ぱくり
[メイン] IA : 「ん~!すっぱあまーい!」
[メイン]
各務原なでしこ :
そーっと
滑らかで濃厚なバニラアイスの風味と
イチゴソースの酸味
コーンフレークのサクサク感が一体となった味を口へと運ぶ
[メイン]
IA :
「とっても甘い!」
ビリビリはしないけど
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、おぉぉ……そ、っかぁ……」
[メイン] IA : 「…あ、そうだ!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「おいしかった?よかったー」
[メイン] ムスメ : 「いちご味って不思議と酸っぱいんだ」
[メイン]
渡辺 曜 :
味の感想よりも、接近してる二人の様子を見て
心臓が昂り始めてしまう。情けない。
[メイン]
IA :
「物欲しそうにしなくても、はーい!」
曜のほうを見て
[メイン] 各務原なでしこ : 「ん?何々IAちゃん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「う、うぇえっ……!?」
[メイン]
IA :
「キャラメル、どーぞ!」
くりっとスプーンに乗せて
[メイン] 各務原なでしこ : 「おおー…!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
ぬぁああ、来て、しまった……!!
ついに……!?
[メイン] IA : そのまま曜の口の前に伸ばす
[メイン]
渡辺 曜 :
IAちゃんには……そ、その気は無いのは、分かるけど……
けどっ……!!
[メイン]
ムスメ :
「じゃ、一気に済ませちゃうんだ」
[メイン] 渡辺 曜 : 差し伸ばされたスプーンを、余裕の無い表情でじっと見つめ。
[メイン] 各務原なでしこ : さりげなく自分でイチゴ味を食べた後。
[メイン] 渡辺 曜 : 「………い、いただきますっ!」
[メイン] 渡辺 曜 : ぱくっ。
[メイン] IA : 「どーお?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃん!私のも後であげるよ!」
[メイン] 渡辺 曜 : 目をぎゅっと瞑り、IAの差し出したキャラメル味のアイスを頬張り。
[メイン]
渡辺 曜 :
……ひ、ひぃん。
ドキドキしすぎて、冷たい感覚しか分からなかったよ……。
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、美味しかったよ!ありがとうねIAちゃ…… ……えっ……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : なでしこの言葉に、ぎょっとした様子を見せる。
[メイン] 各務原なでしこ : 「はい、あーん」
[メイン] IA : 「へっへへ、嬉しいな!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あわわわわわ………!!?」
[メイン] ムスメ : 「みんなで交換って話なんだな〜っと」
[メイン] IA : そう言って、そのまま同じスプーンで
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、そ、そう、だね……!うん、交換……うん、うん……」
[メイン] IA : キャラメルサンデーを自分も頬張る
[メイン] 渡辺 曜 : ……え、これ……IAちゃんが食べたスプーンじゃ……?
[メイン] IA : 美味しそうに、もぐもぐと
[メイン]
渡辺 曜 :
そう思いながら、なでしこの差し出したアイスを
気合を入れ、ぱくっ!!
[メイン]
IA :
「?」
曜からの視線を見返しつつ
[メイン]
渡辺 曜 :
「…………あ、甘くて……美味しい……ね!」
なでしこに、ニコッ、と笑う。
[メイン] 各務原なでしこ : 「どう?こっちもいいでしょ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
ひゃああ~~~~ヤバイ、なんじゃあこりゃあ。
ヤバイ。ヤバイ。ヤバイ。
[メイン]
渡辺 曜 :
みんな可愛いから、もう、無自覚の暴力と言うか。
ヤバイ。
[メイン] ムスメ : 「わー、百面相なんだな」
[メイン]
渡辺 曜 :
「ひ、百面相じゃないし……!?……ないし!」
二度否定。
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃんも見てるだけじゃもったいないよー。はいあーん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……あ、あー……それじゃあ……私もお返しに……抹茶アイスを……」
[メイン] IA : 「あっそっか」
[メイン] ムスメ : 「ん……」
[メイン] IA : 視線の理由に自分の理論で結論を出す
[メイン] ムスメ : 「あーん?」
[メイン] IA : 「いっぱいあげるって言ったもんね~」
[メイン]
渡辺 曜 :
そうして、甘さと抹茶の香りがほんのり漂う、アイスを掬い。
ちらりと、空いてるIAの方を向き。
[メイン] IA : もう一回サンデーをスプーンに乗せてから
[メイン] IA : 「はい、もらうね~」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……ど、ど~ぞ~……?」
抹茶アイスを乗せたスプーンを、ゆっくり差し出す。
[メイン] 各務原なでしこ : ひょいと、ムスメの目の前までイチゴ味を持っていき
[メイン] IA : 抹茶サンデーの乗ったスプーンをぱくりと咥えつつ
[メイン] ムスメ : ぱくり、と口に入れ、アイスを口にした
[メイン] IA : 自分のスプーンも、曜にもう一度向ける
[メイン] 渡辺 曜 : あ、あわわわ。私のスプーンで、IAちゃん、食べちゃった……!
[メイン] 渡辺 曜 : 「………へ……?」
[メイン] ムスメ : 「…ん、なかなか美味しいんだな!」
[メイン] 渡辺 曜 : IAの差し出したスプーンを見て、きょとん、と。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……そ、それは……?」
[メイン] IA : 「ひっはいはへふんへほ~?」
[メイン] ムスメ : 「食べながら喋るのはやめるんだな…」
[メイン] 渡辺 曜 : 「聞こえないよう!?」
[メイン] IA : もぐもぐとスプーンを味わいつつ
[メイン] ムスメ : 「食べさせ合いっこ?」
[メイン] IA : 口を離して
[メイン] 各務原なでしこ : 「でしょでしょムスメちゃん」
[メイン]
渡辺 曜 :
「い、いやぁ……別に、いっぱい食べたいとか、そういうわけじゃあ……」
視線を逸らしながら、もじもじと。
[メイン] ムスメ : 「……って、恋人みたいな真似したがるんだな」
[メイン] IA : 「一杯食べさせるって約束したし、さっき見てたもん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぶほっ……!?」
[メイン] IA : 「遠慮しなくていいんだよ?」
[メイン] IA : 「恋人~?」
[メイン]
渡辺 曜 :
恋人、というワードに反応し
思わず吹き出す。
[メイン] ムスメ : 「え、え?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「恋人?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「い、いやいやいやいや!!無い無い!無いよ!!」
[メイン] 渡辺 曜 : ムスメの方を向きながら。
[メイン] ムスメ : 「な、何かへんな事言ったんだな!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「こ、こういうのって、ほら!」
[メイン] IA : 「うん?」
[メイン] ムスメ : 「う、うん?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んー……?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「仲の良い友人同士で、よくやることだー!って、雑誌とか、テレビとかで……言ってたしー!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あと漫画とかも!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……?」
[メイン] ムスメ : 「……そうなの?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「まあいいや」
[メイン] 各務原なでしこ : 「次私とやろ、曜ちゃん!!」
[メイン] IA : 「じゃあほら」
[メイン] 渡辺 曜 : 「うぇええっ……!?!?」
[メイン] IA : ぴたり
[メイン] IA : 曜の口にスプーンをくっつける
[メイン] 渡辺 曜 : 「……!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんとムスメちゃんもあとで私とやろうね!」
[メイン] 渡辺 曜 : な、何これ……!?え………!?!?
[メイン] 渡辺 曜 : な、何が、起こってるのこれ……!!?!
[メイン] ムスメ : 「うーん、まあ、仲良し同士でやるなら、いっか」
[メイン] IA : 「いいよ~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「え、えっと、えっと……IAちゃん!私は、別に食いしん坊さんとかじゃ、ないし……!」
[メイン]
各務原なでしこ :
「じゃあもう一回…曜ちゃん曜ちゃん」
スプーンですくい用意をして
[メイン] ムスメ : 「仲良し同士なんだろ?やろーよ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「それに、ほら!ムスメちゃんへの、あ、あ~んが……?あるでしょ!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「え」
なでしこの方を向き。
[メイン] IA : 「じゃあ曜ちゃんの次ムスメちゃんね」
[メイン] 各務原なでしこ : キラキラとして目を曜に向けて
[メイン] 渡辺 曜 : 「よ、曜ちゃんのお口は!一つまでです!」
[メイン] IA : 「だいじょーぶだいじょーぶ!」
[メイン] ムスメ : 「もう二つくらい食べてるし、変わらないんだな」
[メイン] IA : 「あーんって、お口開けたら」
[メイン] IA : 「どっちもあげられるもんね~?」
[メイン] 各務原なでしこ : 待ち遠しそうに曜の動きを待つ
[メイン] ムスメ : 自分の分の掬うと、スプーンを曜に向ける
[メイン] IA : なでしこのほうを見て
[メイン] ムスメ : 「ほら、さっさと仲良しらしくやるんだ」
[メイン] IA : 「おお、三銃士」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………!?」
[メイン] 各務原なでしこ : うん、とIAの方を向き頷く
[メイン] 渡辺 曜 : 「ちょ、ちょっとみんな……!?」
[メイン] ムスメ : 「?」
[メイン]
渡辺 曜 :
く、くぅぅぅっ………!!
ほんと、もう、心の、余裕がっ……!!
[メイン] ムスメ : 「仲の良い人同士でやる、って漫画や雑誌で読んだんだな? ワタシ達もやっていいでしょ?」
[メイン] IA : 「んむう…おちょこざい?よ~!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「特盛スペシャル、特別な味だよー!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「え……ええいっ!!!!!」
[メイン] IA : むむ、と唸って
[メイン] 渡辺 曜 : ぱくっ!!ぱくっ!!!ぱくっ!!!!
[メイン] IA : 「おお~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 3人の差し出したアイスを、勢いよく連続で食べ。
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、おりゃあ~!!」
[メイン] ムスメ : 「おー!」
[メイン] 渡辺 曜 : 自分の抹茶アイスを掬い。
[メイン] 各務原なでしこ : あーん、と口を構えて
[メイン]
渡辺 曜 :
IA、なでしこ、ムスメの口の中へ
ひょい!ひょい!ひょい!と。
[メイン] 渡辺 曜 : それぞれの口の中へ、スプーンを突っ込む。
[メイン] IA : 「あむ」
[メイン] ムスメ : 「うむっ!」
[メイン] IA : 「んむ、美味しいねえ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んん~~~………」
[メイン] 各務原なでしこ : 「抹茶味……これもいいねー………」
[メイン]
渡辺 曜 :
「はぁっ……!はぁっ……!……そ、そう?……美味しい?……あ、あはは……
それなら……う、うん、良かったよ~」
にへらと笑いながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふふふ、なでしこちゃんは、大人だね~?」
[メイン] ムスメ : 「少し大人の味なんだな」
[メイン] 渡辺 曜 : 話題を逸らすように、なでしこの方を見つめながら。
[メイン] IA : 「ふふふん、いっぱい食べられて嬉しい」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ちょっと苦い感じが他と違うというか…いい感じのアクセントというか……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……そうだ!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
……3人の口の中へ入れた、てらてらと光る自分のスプーンの方も
ちらりと……じっと、見つめる。
[メイン] 各務原なでしこ : 「組み合わせたりしたら楽しいんじゃないかな!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……むっ……!?……組み合わせ?」
[メイン] IA : 「ほほ-う」
[メイン] ムスメ : 「組み合わせ…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあまずは曜ちゃんの抹茶と!私のイチゴ!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「これをムスメちゃんにー」
[メイン] IA : 「ほほー」
[メイン] ムスメ : 「ん、実験体みたいなんだな」
[メイン] 各務原なでしこ : 「いこう曜ちゃん曜ちゃん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほへ」
[メイン] 各務原なでしこ : さっと自分の分をスプーンですくい
[メイン] 渡辺 曜 : 「……な、なる……ほ、ど」
[メイン] 渡辺 曜 : 曜も同じように、自分のアイスをスプーンで掬いながら。
[メイン] ムスメ : 「ふふーん、少し楽しくなってきたんだな」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃん、あーん」
[メイン]
渡辺 曜 :
あーーーーーーもう、熱い、すごく熱い。
サマーシーズンじゃないのに、すっごく熱いーーーーー。
[メイン] ムスメ : 「あーん」
[メイン]
渡辺 曜 :
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
海に飛び込みたいーーーーーーーーーー。
[メイン] IA : 「あ」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あ、あ~~ん」
ムスメの口へ、スプーンを運ぶ。
[メイン] IA : 「ふふーん…」
[メイン] ムスメ : 小さな口を広げる
[メイン] 各務原なでしこ : 曜ちゃん、なんだかとっても楽しそう。
[メイン] IA : 「さっきのお返しだよ~」
[メイン] IA : ハンカチを取り出して
[メイン] IA : 汗ばんだ曜の首元を撫でる
[メイン]
渡辺 曜 :
「あっ…………ん…… あ、ありがとう……」
うおぉぉ、は、恥ずかしい。
[メイン] 各務原なでしこ : 「どうムスメちゃん?おいしい?」
[メイン]
ムスメ :
「んー、新鮮な感じなんだな」
[メイン] 各務原なでしこ : 「新鮮かー……気になる……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「味のコラボレーション……的な?」
[メイン] ムスメ : 「そーんな感じ?」
[メイン] IA : 「みっくすじゅーす?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……じゃあ今度私の番!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 私は、今あんまり味とかもう、分かんなくなっちゃってるけど。
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃんIAちゃん!!」
[メイン] IA : 「むむ!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「むっ……!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「かもん!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 少し背筋がまっすぐになり。
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、り、りょーかい!……全速前進……!ヨーソロー……!!」
[メイン] IA : 「いえっさー!」
[メイン] ムスメ : 「カラメル抹茶…」
[メイン] IA : 「と、いうことで」
[メイン] ムスメ : 「次々面白い味になるんだな〜」
[メイン]
各務原なでしこ :
「……♪」
待ち遠しそうに口を開けて
[メイン]
IA :
「はい!」
曜の前に盛り付けたスプーンを出し
[メイン] IA : 「どんとこい!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「おぉぉ……てんこ盛り、だね……ここに、私のアイスを……合体、とか……?」
[メイン] ムスメ : 「おー」
[メイン] IA : 「そういうこと!」
[メイン] 渡辺 曜 : な、なるほど、なるほど。
[メイン] ムスメ : 「でも、少し唾液とか混ざりそうだな〜」
[メイン] 各務原なでしこ : 「おおー………!!」
[メイン] ムスメ : さりげなく呟き、自分のアイスにまた取り掛かる
[メイン] IA : 「IAちゃんのお口は綺麗でーす」
[メイン]
渡辺 曜 :
「よ、ようし~!!えい!!」
自分のアイスを掬い、そして……IAのスプーンへ、重ね。
[メイン] 渡辺 曜 : 「だ、だだだ、唾液って!!!わ、私達!!"友達"っしょ!!?」
[メイン] IA : 「がったーい!」
[メイン] ムスメ : 「あと数秒でとろける儚い合体なんだな」
[メイン] 渡辺 曜 : 「このくらい!!"フツー"!!"フツー"だから、ね!!!」
[メイン] IA : 「ふふん、IAちゃんはキスしても虫歯も移らないからね~」
[メイン] IA : 「あ、よし」
[メイン] ムスメ : 「え、あ、……わかった」
[メイン] IA : 「はい、あーん!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「よ、よしよし……合体てんこ盛りアイスを、なでしこちゃんへ……」
[メイン] 各務原なでしこ : わくわく
[メイン] IA : なでしこに向ける
[メイン] 渡辺 曜 : キ、キス………!?
[メイン] 各務原なでしこ : 「あー、んっ」
[メイン]
渡辺 曜 :
キス、という単語に過剰反応を見せながら
一緒に、なでしこの方へスプーンを運び。
[メイン] 各務原なでしこ : パクっと
[メイン] IA : 銀の匙に盛り上がった茶と緑と白、をそのまま
[メイン] IA : 「どーですか~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……………~~~~!!!!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「いいよこれ!!すっごくおいしい!!!」
[メイン] IA : 「へへーん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、おぉぉ~~~……!キャラメルと抹茶のコラボレーション、大好評、だね……!」
[メイン] ムスメ : 「おお〜」
[メイン] IA : 「大勝利!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あはは……!そうだね……勝利!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「二人のいいところ独り占めにしちゃって、私は幸せ者だよー……」
[メイン] 渡辺 曜 : う、うぅ。こう、言い方が、なんとも……。
[メイン] IA : 「にっしっし、お高くつきますな~」
[メイン] ムスメ : 「む?」
[メイン]
IA :
「IAちゃんと曜ちゃんのすぺしゃるですから…」
むふふと
[メイン]
渡辺 曜 :
「へ、へへへっ、大食らいのなでしこちゃんの舌に合ったようで
私も嬉しい限りだよ~」
[メイン] 渡辺 曜 : 少し揶揄うように、そう言うも。
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあ私もスペシャル作りたいなー……」
[メイン]
渡辺 曜 :
……IAちゃんと、私の、すぺしゃる、って。
な、なんか、こう……こう……!!
[メイン] 各務原なでしこ : 「………!!」
[メイン] IA : 「ほほーう」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃん、行こう!!」
[メイン] ムスメ : 「おー!」
[メイン]
渡辺 曜 :
ぱたぱたと、手団扇で、自分の首筋を仰ぎながら。
ふぅ……。と深呼吸をし。
[メイン] ムスメ : 「サイダーとイチゴ、割と見るから相性良さそうなんだな!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私たちのいいところ合わせてIAちゃんにぶつけちゃおーう!!」
[メイン] ムスメ : 「ネコミミ、覚悟するんだな!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「今度は……なでしこちゃんとムスメちゃんによる、最強の組み合わせを、だね……!」
IAの方へ視線を移し。
[メイン] IA : 「むむ!来たね!」
[メイン]
各務原なでしこ :
「えっへっへ……」
そっと自分の分をすくい、ムスメを待つ
[メイン] ムスメ : 大きめに掬い、スプーンを出す
[メイン]
渡辺 曜 :
ふぅ……心臓のドキドキが、収まって………。
……い、いや……いや、いや……。
なでしこちゃんと、ムスメちゃんの合体スプーンが、IAちゃんの、口の中に……?
[メイン] ムスメ : 「よし、なでこ!やるんだな!」
[メイン] 渡辺 曜 : ………………。
[メイン] 渡辺 曜 : し、刺激的や、過ぎやしません……?
[メイン] 各務原なでしこ : 「来て!ムスメちゃん!」
[メイン]
IA :
「~♪」
楽しそうにそれを眺める
[メイン]
ムスメ :
「いけー!」
イチゴ味の上にサイダー味を乗せ、スプーンを引き抜く
[メイン] 各務原なでしこ : 「よしきたっ」
[メイン]
渡辺 曜 :
「お、おぉぉ……」
思わず声が出る、感嘆。
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあIAちゃん、二人分の情熱を…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「あーん……」
[メイン] 渡辺 曜 : じ、情、熱……!
[メイン] IA : 「ん~…いっただきまーす!」
[メイン] IA : ぱくり
[メイン] IA : ぱちぱち、きゅーん
[メイン]
各務原なでしこ :
「………どうどうどう!?」
少し迫るような勢いで
[メイン] IA : 「…あますっぱい!しかもぱちぱち!」
[メイン] ムスメ : 「むっ!目がピカピカしてるんだな!」
[メイン] IA : 「不思議なおあじ~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほ、ほほ~う……差し詰め、アイスの化学反応、と言ったところですな~?」
[メイン] IA : 「まじかる!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「よかったー、おいしそうな感じで」
[メイン] ムスメ : 「ネコミミもサイダー味のパチパチが好きみたいなんだな…!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あはは、科学じゃなく、魔法だったか~」
ふふ、と微笑ましそうにIAの反応を見ながら。
[メイン] 各務原なでしこ : 「なんたって私たちの二人の、IAちゃんへの思いが入ってるからね」
[メイン]
渡辺 曜 :
うん、うん、そう、だよ。
このくらいの、さっぱりした感じ
サイダーみたいな感じが、普通なんだよね。
[メイン] ムスメ : 「…う、うん。ま、まあそうなるんだな?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「おいしいに決まってるよ、うんうん」
[メイン] IA : 「愛ですなぁ…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「愛だよー……」
[メイン] ムスメ : 「……あ、愛」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……お、思い……愛………」
[メイン] 渡辺 曜 : ……例え、だろうから、ねっ!
[メイン] IA : 「ふふーん…アイスはやっぱりいいね!」
[メイン] IA : そんな思いを知ってか知らずか能天気そうに
[メイン] 各務原なでしこ : 「そうだねー……IAちゃん」
[メイン] ムスメ : 「そうなんだな〜」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あ、あはは、そうだね~、この島は温かいし、そんな中で食べるアイスは
……うん、格別だからね~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「もっとしたいけど…そろそろなくなっちゃう」
[メイン] 各務原なでしこ : 「……また、来ようね!!」
[メイン] IA : 「うん!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「四人で!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「う、うん……!」
[メイン] IA : 「そして~…また食べさせあいっこしようね!」
[メイン] ムスメ : 「ん!」
[メイン] 渡辺 曜 : ギクシャクとした反応を見せながらも。
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは……そ、そうだね~」
[メイン] ムスメ : 「今度は他の組み合わせも味わってみたいかもだな〜」
[メイン] IA : 「たーべたい!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「じゃあ……残りの分は、自分達で食べて……」
カップに入った、抹茶アイスをぐるぐると回しながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……この後とかは、どうする~?」
[メイン] IA : 「ん~」
[メイン] ムスメ : 「んー、どうするんだな」
[メイン] 渡辺 曜 : 「まだ日も沈んでないし……」
[メイン] IA : 「おもいつかなーい!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「そうだねー……」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あはは~、そっか~、思いつかないか~」
IAの頭を撫でながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「そうだなぁ、じゃあ……」
[メイン] ムスメ : 「ん、何か案あるんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : ムスメに頷き。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ちょっと、泳ぎにとか、行かない?海でも、プールでも」
[メイン] ムスメ : 「プール…!」
[メイン] IA : 「泳ぎ!」
[メイン] ムスメ : 「賛成!」
[メイン]
渡辺 曜 :
モヤモヤした感じが胸に溜まってるから。
ここは、発散したいなって。
[メイン] 各務原なでしこ : 「食後の運動って感じ……!」
[メイン] 渡辺 曜 : やっぱり泳ぎは、気持ちいいからね~。
[メイン] IA : 「IAちゃんも泳ぎたいでーす!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「そーそ、それになでしこちゃん~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「私、さくらさんに言われてるからね~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あまり甘やかし過ぎて、太らせないように!って~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「お、お姉ちゃんに……?」
[メイン] 渡辺 曜 : と、揶揄うように、ニカッと笑いながら。
[メイン] 各務原なでしこ : 「むう…もう…昔の話なのにー……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あははは~!じゃあみんな、次は海かプール、どっちがいいかな?」
[メイン] ムスメ : 「まあ、確かにさっきも結構アイスもらってたし……またかもなんだな〜♪」
[メイン] IA : 「海!」
[メイン] IA : 「IAちゃんには穴場の知識があるよ!」
[メイン] ムスメ : 「じゃ、海!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほほう~?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ほんと!?」
[メイン] IA : 「ONEちゃんと二人でよく行く貸切ビーチ!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「穴場ですとな、それは気になりますなぁ~
ふむふむ、貸し切りビーチ……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「有料、とか?」
[メイン] ムスメ : 「貸切…!」
[メイン] ムスメ : 「ネコミミから出るには珍しく優雅な感じだな!」
[メイン] IA : 「ちょっと森の中で~」
[メイン] IA : 「けっこう町から遠いから、誰も来ないんで貸切!」
[メイン] ムスメ : 「……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「いいね……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「むむ、そんな隠しスポット、この島にあったんだ?」
[メイン] ムスメ : 「森に行くか海に行くかで少し悩む時もあるって聞くし……いいアイデアなんだな?」
[メイン] IA : 「観光?で結構町がそういうスポットでしょ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
あんまり私も、このシャン津島について知らないな~って
改めて思った。
[メイン] 渡辺 曜 : 「あーー、そうだね」
[メイン] ムスメ : 「……そーいえば」
[メイン]
渡辺 曜 :
「確か……この島って、神様がいたとか……そういうのだっけ?」
ムスメの方へ、確かめるように。
[メイン] IA : 「だから、町が遠いほどそういうサービスも少ないからね~」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふむふむふむ……」
[メイン] IA : 「あ、だから」
[メイン] ムスメ : 「割とシケてるのに、人はくるんだの」
[メイン] IA : 「コンビニとか、近くにないし…」
[メイン] 渡辺 曜 : どんな神様がいたのかとかは、私は知らないけど。
[メイン] IA : 「しっかり買い物しとくほうがいいよ!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あー、そうだねー、水分補給は大事だからね~!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「じゃあご飯は私に任せて!!!」
[メイン] ムスメ : 「じゃ、水着も用意しておくって事でいいんだの!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「お!なでしこちゃんの料理は、絶品だからね~!楽しみ!」
[メイン] IA : 「おお~!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「そうだね!水着は各自、おうちで用意ってことで……じゃあ、一旦解散しよっか?」
[メイン] IA : 「ご飯!楽しみ!」
[メイン] IA : 「ん?」
[メイン] IA : 「IAちゃんは大丈夫だよ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ん?」
[メイン] ムスメ : 「……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「大丈夫、とは?」
[メイン] ムスメ : 「ま、まさか…」
[メイン] IA : パーカーをばかっと開いて中の滅茶苦茶な薄着を見せる
[メイン] ムスメ : 「わー!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「どわぁあああぁぁぁあああぁぁああぁぁ!?!?!?!!??!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んー……もうちょっと皆と一緒にいたい……」
[メイン] ムスメ : 思い切りパーカーを締める
[メイン] 渡辺 曜 : 「くぁwsでfrgthyじゅきぉ;p:@「」」
[メイン] IA : 「にゃ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「わあ……!!!」
[メイン] ムスメ : 「やっぱり!!!やっぱりやらかしてたんだの!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ハァッ……!!ハァッ………!!!」
[メイン] IA : 「?」
[メイン]
渡辺 曜 :
バクッ!バクッ!バクッ!バクッ!バクッ!
と、心臓が昂る。
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんもう準備してたんだ……!!」
[メイン] IA : 「だって暑いもーん」
[メイン] IA : 「うん!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「そ、そういうのは!IAちゃん!めっ!!」
[メイン] ムスメ : 「だからって、水着は外で着たらほぼ下着と一緒だの!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「観光客さんとかいないからまだいーけど……!!でも!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「怖い人とか、本島からやってくることも、あるかもなんだよっ!?」
[メイン] IA : 「大丈夫でーす」
[メイン] IA : 「IAちゃん強いもん、熊にも負けないよ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「頼りになるねぇ……」
[メイン]
渡辺 曜 :
「う……そ、そういう問題じゃ……むぅぅ……」
でも、確かに……IAちゃんなら、危険な目には、遭いにくいとは、思うけど……。
[メイン] ムスメ : 「……はぁ、そういうんじゃなくて」
[メイン] IA : 「む~」
[メイン] 渡辺 曜 : 「んんん……じゃあ、じゃあ……なでしこちゃんは、どうしよっか?」
[メイン] ムスメ : 「こういう目にあったら大変だって話だの!」IAのパーカーに手を突っ込み、思い切りくすぐる
[メイン] 渡辺 曜 : 「この際だから、新しい水着とか、買う?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んー……」
[メイン] IA : 「あははは~!?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「ぶふぉおっ……!?」
ムスメちゃんが、IAのパーカーの中に手を突っ込んでいるのを見て。
ぎょっとする。
[メイン] IA : わたわたする、パーカーの下は隠しようがないのでめちゃくすぐったいのだ
[メイン] IA : 「み、みじゅぎ~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「う、うん、ムスメちゃんもどうかな?新しい水着とか」
[メイン] ムスメ : 「うりゃ!ん、水着かうんだの?」
[メイン] IA : 「ん~?」
[メイン] IA : 「IAはいいよ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「んー……じゃあ」
[メイン] ムスメ : 「んー、もう結構用意してあるし……みんなで行くなら、ついていくんだの?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「皆と一緒に決めたいな、なんて」
[メイン] IA : 「いつもの場所だと脱いでるし~」
[メイン] ムスメ : 「!」
[メイン] IA : 「ほほう…?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「みんなと一緒に……なーるほ……ど」
いつもの場所だと、脱いでる。
ん?ん?? それって、一体どういう……??
[メイン] 各務原なでしこ : 「一人じゃちょっと寂しいから、皆と一緒に買いに行きたいなって」
[メイン] ムスメ : 「ん、じゃあアタシも行くんだの!」
[メイン] IA : 「そういうことならIAお姉ちゃんがついて行ってあげましょう!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「よ、曜ちゃんは賛成ヨーソロー!」
ビシッ、と敬礼。
[メイン] ムスメ : 「……ネコミミは、ついでに帰り用に普通の服も買うんだの」
[メイン]
渡辺 曜 :
うん。
そう。
私も、そう思う。
[メイン] ムスメ : 「ビショビショじゃ帰れないし、脱ぐわけでもないんだの?」
[メイン] IA : 「え~…あついもーん」
[メイン] IA : 「ん?」
[メイン] IA : 「泳ぐときは脱いでるよ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほ、ほら、はしたないよ?ね? ……ん?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「そういうのも、色々みんな考えて決めて買っちゃおう!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………ん?」
[メイン] ムスメ : 「……フードを?」
[メイン] IA : 「ぜんぶ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、そ、そっか、フードを、だよね!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ん????」
[メイン] ムスメ : 「かくほー!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 目をパチパチと、そしてその光景を想像してしまい。
[メイン] ムスメ : 勢いよくIAに飛びかかる
[メイン] IA : 「ぬうん!」
[メイン] 渡辺 曜 : かああ。と、顔が茹蛸状態に染まっていく。
[メイン] IA : しゅばっと
[メイン] IA : 曜を盾にする
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぐえーーー!?!?」
[メイン] ムスメ : 「な、卑怯なっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 鳩尾タックルを直撃し、白目に。
[メイン] ムスメ : 曜に抱きつく形になりながら、身体を押しつけてIAを掴もうとする
[メイン]
各務原なでしこ :
「隙を見せたね!!」
曜を盾にした隙を見逃さず
[メイン] IA : 「むう!」
[メイン] ムスメ : 「ネコミミー!!もしもの事があったらどうするってずっと言ってるんだの…!!!」
[メイン] IA : 曜に密着して回避する
[メイン] 各務原なでしこ : 別方向からIAに抱きつこうとして
[メイン] 渡辺 曜 : あ、わわ、あわわわわ!?!?
[メイン] IA : 「IAちゃんもしもの時はなんとかするもーん!」
[メイン] 渡辺 曜 : IAちゃんと!!!!ムスメちゃんの!!!!!!!!
[メイン] ムスメ : 「ふっふっふ、バカめ!こっちにはワタシがいるんだの!!」
[メイン] 渡辺 曜 : サンドウィッチ状態なんですけど!!!!!!!!!!
[メイン] ムスメ : 曜を中心に回り込み、IAのパーカーをつかもうと手を伸ばす
[メイン] IA : 「むむむ…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃん確保ー!!」
[メイン] IA : 「ええい!」
[メイン]
渡辺 曜 :
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ヤバい。柔らかい。いい匂い。
なんじゃあこりゃあ。
[メイン] IA : パーカーを曜にかぶせて目くらまし
[メイン] 各務原なでしこ : 「えへへー……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぐほぉっ!?」
[メイン]
渡辺 曜 :
目の前が、まっくらにっ!?
ていうか!?!?これ!?IAちゃんのパーカー!?
髪の匂いが!!頭の匂いが!!!充満!!!して!!!る!!!!
[メイン] ムスメ : 「お、お前……パーカーを曜にかぶせたら…!」
[メイン] IA : 「?」
[メイン] IA : 勿論、今は薄着のまま抱きついている
[メイン] 各務原なでしこ : それと同時にIAに顔を埋めて
[メイン] ムスメ : 「……たいほー!!」
[メイン] IA : 「にや~~!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「えへへー………」
[メイン] 各務原なでしこ : 「…………」
[メイン] 渡辺 曜 : これが、これが。
[メイン] 各務原なでしこ : 「このままお店、行っちゃう?」
[メイン] 渡辺 曜 : オケアノスですか。
[メイン] ムスメ : 「曜に抱きついたまま?」
[メイン] IA : 「いいよ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 今なお私の目指す場所。見果てぬ夢よ。
[メイン] 各務原なでしこ : 「私とムスメちゃんが力を合わせたら、IAちゃんも曜ちゃんも絶対離れないもん」
[メイン] ムスメ : 「………」
[メイン] 各務原なでしこ : 「四人いっしょー………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふぁい……出発……進行……よ、よーそろー……」
[メイン] ムスメ : 「アイス屋さんの目も怖いし、ネコミミを放っておくのが怖いから仕方がないんだの」
[メイン] 渡辺 曜 : 震える声で、弱々しい声で、そう告げる。
[メイン] ムスメ : 「曜、真ん中はお願いするんだの〜」
[メイン]
渡辺 曜 :
まんなか。
まんなか。
[メイン]
IA :
「お隣さん、よろしくね~!」
ぐっと、体を密着させて
[メイン] 渡辺 曜 : ふぉおぉぉぉおおぉぉぉおぉぉおぉおぉおぉぉぉぉ。
[メイン] ムスメ : 「曜が苦しくなりそうだし、少し離れるんだの!」IAを押すために、体ごとグイグイと押し付ける
[メイン]
各務原なでしこ :
「………♪」
自分の身体を押し付ける形で、IAに強く抱きつく。
[メイン] IA : 「むむ…」
[メイン] 各務原なでしこ : 結果として、IAの身体は曜により強く押し付けられる。
[メイン] IA : ゆっくり離れたら、蒸した空気が充満するので
[メイン] IA : 「やだ!」
[メイン] IA : もう一回くっつく
[メイン] 渡辺 曜 : ぬおおぉぉぉおぉぉぉおおぉぉぉぉぉおおぉぉ………………。
[メイン] ムスメ : 「……はぁ、我慢していくしかないみたいだの?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「み、みん、な、この島……穏やかな気候……おーけー……?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「曜ちゃん、とても、熱い、ソーホット」
[メイン] ムスメ : 「アイス食べたばっかりだし平気だの」
[メイン]
渡辺 曜 :
顔を真っ赤にしながら。
心臓をバクバクとさせながら。
[メイン] IA : 「むう」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私もあったかーい……えへへ……」
[メイン] IA : くっついたまま前進
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま店に向かう
[メイン] 各務原なでしこ :
[メイン] 各務原なでしこ :
[メイン]
各務原なでしこ :
抱き締めあったまま店に向かい
そのまま四人で買い物も済ませて
[メイン] 各務原なでしこ : 次の目的地へと向かう。
[メイン] 各務原なでしこ : 海へ、秘密のビーチへ
[メイン] 各務原なでしこ : 着いた。
[メイン] ムスメ : 「……んー!」
[メイン] ムスメ : 「やっと着いた!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「お、おぉぉ……!ここが秘境の………」
[メイン] 各務原なでしこ : 「うわあああ……………」
[メイン]
IA :
「わーい!」
すぽーんと、パーカー以外身軽に
[メイン]
渡辺 曜 :
結論から申し上げます。
水着選びは、とても難航しました。
[メイン] 渡辺 曜 : 目のやりどころに困……
[メイン] 渡辺 曜 : 「くぁwsでfrgthyじゅきぉ;p:@」「」
[メイン] ムスメ : 「……曜、モールの時から様子がおかしいんだな」
[メイン] IA : 「んにゅ?」
[メイン] IA : 曜の顔を覗き込む
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふへっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「い、いやいや!何でもないよ!!大丈夫!!!」
[メイン]
ムスメ :
「おーい、大丈夫かー?」
同じく、覗き込む形になり、前のめりになる
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほら!!泳ごう!!みんなで!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 必死に、二人から目を逸らす。
[メイン] 渡辺 曜 : 「とうっ!!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃん、楽しそうだねー……」
[メイン] IA : 「はーい!」
[メイン] ムスメ : 「よーし!」
[メイン] IA : それに続いて、海の中にダイブ
[メイン]
渡辺 曜 :
競泳部にいる、ということもあり
それはそれは綺麗なフォームで、エメラルド色の海の中へ飛び込む。
[メイン]
各務原なでしこ :
「私も!!そーれ!!!」
続いて飛び込む。
[メイン] 渡辺 曜 : 水の世界に入り、視界、そして聴覚、全てが遮断され
[メイン] ムスメ : 海の中へ、身を投げ、薄紫の肌が日光を艶く照り返しながら、水の中へと消えていった
[メイン] IA : じゃぼん、と海の中
[メイン] IA : 全身で感じる水は冷たくて、心地いい
[メイン] 渡辺 曜 : 肌を突き抜ける、水の冷たくて、どこか心地いい感覚に、安らぎを感じながら。
[メイン]
渡辺 曜 :
「ぷはぁっ!!」
海の中から顔を出し。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ここ、いいね!」
[メイン] IA : 海は母なる云々という、やっぱり安心するんだろう
[メイン] ムスメ : 水の中で目を開き、パチパチと動かすと……
[メイン]
IA :
「でしょ~!」
水面から顔を出す
[メイン] 渡辺 曜 : 「すっごく澄んでる海だよ!さすがIAちゃんだね!」
[メイン] 渡辺 曜 : えへへ、とIAに笑ってみせる。
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま深く潜水
[メイン] ムスメ : 水面下を泳ぎながら、二人の元へ近づき…
[メイン] ムスメ : 「ばあっ!」
[メイン]
IA :
「うん!おさかなさんも見えるんだから…」
それを示すように澄んだ水の中を指す
[メイン] ムスメ : 勢いよく飛び出した
[メイン] 渡辺 曜 : 「うおぉぉおぉっ!?!?」
[メイン] IA : 「わあ」
[メイン] 渡辺 曜 : いきなり飛び出してきたムスメに、リアルに驚き。
[メイン] 渡辺 曜 : 「び、びっくりしたぁ!?!?」
[メイン] ムスメ : 「あはは!ビックリしてやんの〜!」
[メイン] ムスメ : 「…ネコミミの方は、よくわかんないけど」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……やったなぁ~~?それならこっちだって……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「えいっ!!」
[メイン] IA : 「海の中見えてたからね」
[メイン] 渡辺 曜 : 手で水鉄砲を作り、ムスメへ勢いよく、ぴゅい!っと海水をぶっかける。
[メイン] ムスメ : 「わ、わあっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「へへ~ん!」
[メイン] IA : 「お、かけあいっこだね!」
[メイン] 各務原なでしこ : 一旦どこかへ行き、そして戻ってきて
[メイン]
IA :
「えーい!」
じゃばーっと
[メイン] 渡辺 曜 : 少年のような、悪戯な笑みを浮かべ、逃げるように海へ潜る。
[メイン] ムスメ : 「がぼっ!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 潜水したまま、IAを見つめて
[メイン] ムスメ : 「けほっ、けほっ……やったな!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
ふひぃ~~
やっぱり海の中は、気持ちがいいねぇ。
[メイン] ムスメ : 思い切りての中に水を掬うと、全身で打ち上げるようにして、大きく手を挙げる
[メイン]
各務原なでしこ :
(内緒だよ?)
しー、っとハンドサイン
[メイン]
渡辺 曜 :
ゆったりとした感じで、うんうん。
やっぱり泳ぐのは、すごく気持ちいい。
[メイン] 渡辺 曜 : ……さっきまでのことで、頭とか、心臓とか、すっごく熱くなってたから。
[メイン] IA : 「?」
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま曜に近づき
[メイン] 各務原なでしこ : 「どーん!!」
[メイン] IA : 「わあ」
[メイン] 各務原なでしこ : 水面から飛び出て、曜に飛び付く
[メイン] 渡辺 曜 : 「どわぁぁあああぁぁっ!?!?」
[メイン] ムスメ : 「わー!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「えへへー」
[メイン] ムスメ : 驚いて、そのまま海の中に沈んでいく
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま曜に抱きつく
[メイン] 渡辺 曜 : 「はぁ……!はぁ……!!び、びっくりだよなでしこちゃん……!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「って、へ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ちょっ、へ、ふぇえっ……!?!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 冷たく気持ちいい海にいながらも、体温が上昇する。
[メイン] IA : 「ふっふー、仲良しこよしだ!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「なっ、な、なでしこ、ちゃんっ……!?!?肌が!!直接!!!」
[メイン] ムスメ : 「密着してるんだな〜」
[メイン] 渡辺 曜 : あわわわわわわ、生肌が、気持ちいい……!!!
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃんあったかーい……」
[メイン] 渡辺 曜 : って、これじゃあ私、ヘンタイじゃんッッ!!!
[メイン] 渡辺 曜 : 「え、えっと!えっと!!……お、お返しだーい!!」
[メイン] 渡辺 曜 : ばしゃあっ!と、なでしこへ水をぶっかける。
[メイン] ムスメ : 「……そーいえば、ネコミミって裸で泳いでる事妹に教えてるんだ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「わっ……やったな曜ちゃん!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 水をかけ返す
[メイン]
渡辺 曜 :
「へ、へへへ!!」
また、少年のような、悪戯な笑みを浮かべる。
[メイン] 渡辺 曜 : 「わっ!!あははは~!」
[メイン] IA : 「ん~?」
[メイン] IA : 「ONEちゃんも気にしてないもん、何も着ないほうが気持ちいいし」
[メイン] 渡辺 曜 : ドギマギしていたが、ころっと楽しそうな表情へと変わる。
[メイン] IA : 「水着洗うの、めんどくさいもーん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「よーしなでしこちゃん!競争だ!」
[メイン] ムスメ : 「…じゃ、姉妹揃ってほぼ裸で泳いでるのか」
[メイン] 渡辺 曜 : 「食後の運動!じゃあ……あそこの岩まで!泳ぎ対決だ~!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「おっ負けないよー!」
[メイン] 渡辺 曜 : ……ふぇえええ。は、裸トークが、横から。
[メイン] 渡辺 曜 : 聞こえないよ、私は、聞こえないから。
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんとムスメも一緒にやろっ!!」
[メイン] IA : 「お、いいよ~!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「よ、よーし……それじゃあ……用意どんっ!!」
早口にスタートを切り、なでしこを出し抜くように、岩の方へと
ばしゃばしゃと泳ぎ始める。
[メイン] ムスメ : 「よーし、わかった!」
[メイン] IA : 「私も早いんだから!」
[メイン] IA : バッシャーン!
[メイン] 各務原なでしこ : 二人の格好を意識してないまま言う
[メイン] IA : 滅茶苦茶大きな水しぶきを上げて、一気に加速する
[メイン] ムスメ : 勢いよく海の中に沈むと、なかなかのスピードで泳ぎ始める
[メイン]
渡辺 曜 :
運動に明るい少女、海と共に生きてきた曜だからこそ
その泳ぎは凄まじいものだった。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……むっ……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : IAちゃんとムスメちゃんが、後ろから追い上げてくる……!?
[メイン]
各務原なでしこ :
「まっけないよー!!!」
自前の体力を発揮し、ぐんぐん加速していく。
[メイン]
渡辺 曜 :
これは……負けられない……!!
うおおーー!!燃えてきたーーー!!
[メイン] 渡辺 曜 : おおぉ……!!なでしこちゃんも、超速い……!!?
[メイン] ムスメ : 「(これで、魔水で遊ぶには慣れてるし…!普通の水なんて、へいきでへっちゃ……)」
[メイン] IA : 「むむう、早いなぁ…!」
[メイン] IA : 「よし、もっと頑張るぞう!」
[メイン] IA : グルグル回転してスクリューみたいに前進し始める
[メイン]
渡辺 曜 :
さすがみんなだ……!!
でも私だって、暇さえあれば海に飛び込んだり……部活で泳ぎまくったりしてるんだ!
これは、私のプライドだー!
[メイン] ムスメ : 「(今、少し違和感が……って、ネコミミが変なことしてるし…!!)」
[メイン]
渡辺 曜 :
綺麗なフォームのクロールで、岩の方へばしゃばしゃと泳ぐ。
泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ。
[メイン] ムスメ : 負けじと一気に加速し始める
[メイン] 渡辺 曜 : 「くっ………!?」
[メイン] 渡辺 曜 : みんなとラインが一緒になる。
[メイン] 各務原なでしこ : 体力は自信あるからね……!!負けないよー!!!
[メイン]
IA :
「う、ぬおお~!」
ばたばた羽ばたくように腕を伸ばす
[メイン] ムスメ : 「負けるかー!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 接戦だ……!?う、うおお~~!!!
[メイン] 渡辺 曜 : 曜も、どんどん加速していくッ!!
[メイン] 渡辺 曜 : そして結果は─────。
[メイン] IA : ざばあっと
[メイン] IA : 大波をかき分け、最終的に
[メイン] IA : 天に伸びる竜のように全身をくねらせて、並ぶ三人を潜り抜けていたのか
[メイン]
IA :
「タッチ!」
ゴールにギリギリ一番乗り、手がついた
[メイン]
渡辺 曜 :
「ぶはぁ……!!」
タッチの差で、敗北!
[メイン]
渡辺 曜 :
「う、うそん……!?負けちゃった………!!」
ガーーン。とショックを受ける。
[メイン] 各務原なでしこ : 「うう……負けちゃったー……!!」
[メイン] ムスメ : 「お、遅れた…!!」
[メイン] ムスメ : 「はぁ…ネコミミ、力だけじゃないんだな」
[メイン] 渡辺 曜 : 「くぅぅ……悔しいけど……!IAちゃんの勝利は勝利だ!」
[メイン]
IA :
「普段から鍛え方が違いますので」
どやあと
[メイン] IA : 岩の上に腰掛ける
[メイン] ムスメ : ふわふわ泳ぎながら、IAの近くまで近づく
[メイン] IA : 全裸で
[メイン] 渡辺 曜 : 「むむぅ……!確かに会場でも、パイプ椅子をたくさん持ち上げられてたもんね~……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぶふぉっ!?!?」
[メイン] 渡辺 曜 : その光景を間近で見て
[メイン] ムスメ : 「……何やってんの!?」
[メイン] 渡辺 曜 : そのまま後ろ向きに倒れ
[メイン] 渡辺 曜 : 海へと沈んでいく。
[メイン] 各務原なでしこ : すかさずフォローし、
[メイン] IA : 「んえ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 沈んでいく曜を抱えて水面に戻っていく
[メイン] ムスメ : 「ちょっと、隠しなさい!」
[メイン] IA : 「勝っただけだよ?」
[メイン] IA : 「むう」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あっ……ご、ごめんねなでしこちゃん、ありがとう……!」
[メイン] ムスメ : そして、岩場に乗り上げると……
[メイン] IA : じゃばん、もう一度水の中
[メイン] 各務原なでしこ : 「もう…曜ちゃん危ないなー……」
[メイン] ムスメ : 「……あ、あれ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
正気になんとか戻りながらも、なでしこの柔らかな手の感触が伝わり
ちょっぴり、ドキドキしながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは……ごめんごめん……でも、ありがとうね、本当に」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ~~~~……でもやっぱ、悔しいなぁ~」
[メイン] ムスメ : 「アタシのも、下だけ無い……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「え」
[メイン] 渡辺 曜 : 感情が、ごっちゃ混ぜになる。
[メイン] 各務原なでしこ : 「……!!?」
[メイン] IA : 「あらら?」
[メイン] 渡辺 曜 : ムスメの下半身の方へ、おそるおそる視線を動かすも─────。
[メイン] 渡辺 曜 : 「 」
[メイン] 渡辺 曜 : 唖然。
[メイン] IA : 「あら~、おんなじだ!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「待っててムスメちゃん!!今すぐ探すから!!」
[メイン] ムスメ : 「お、泳いでる途中で落ち……あ、ありがと!」
[メイン] 渡辺 曜 : ぱくぱくと、口を動かす。
[メイン] 渡辺 曜 : 「………あ、ああ!!そ、そうだね!!探さなくちゃ!!!」
[メイン] ムスメ : 「あと、ネコミミも…! って、曜、どうしたんだ?」
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま潜って探しに行く。
[メイン]
渡辺 曜 :
ヤバイ。見ちゃった。ムスメちゃんの、あの部分を。
あわ、あわわわわ……。
[メイン] IA : 「ん~?」
[メイン] 各務原なでしこ : むー…………あっ
[メイン]
渡辺 曜 :
「うえぇえっ!?な、なんでもないよ……!?え、えっと!私も!!
探しに行くから!!」
[メイン] 渡辺 曜 : そのまま、海へ潜る。
[メイン] 各務原なでしこ : すぐさま戻ってきて
[メイン] ムスメ : 「ん、ありがと!」
[メイン] ムスメ : 「!」
[メイン] 各務原なでしこ : 顔を出す
[メイン] ムスメ : 「なでこ!見つかったんだ!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「あれ?曜ちゃんは?」
[メイン] 渡辺 曜 : すれ違いだった。
[メイン] 渡辺 曜 : 曜は海を潜ってる最中。
[メイン] ムスメ : 「探しに行ってくれたんだ!」
[メイン] ムスメ : そして、水の中に飛び込む
[メイン] 各務原なでしこ : 「見っつけたよー!!」
[メイン] 渡辺 曜 : むっ………!?
[メイン] 各務原なでしこ : 手に水着を持ち
[メイン] 渡辺 曜 : 海の中とは言え、陸での大きな声は、それなりに聞こえる。
[メイン] 渡辺 曜 : ホッ……。
[メイン] 各務原なでしこ : 「これだよね?ムスメちゃん」
[メイン] 渡辺 曜 : 良かった良かった……ちゃんと見つかったんだね。
[メイン] ムスメ : 「そう、これなんだ!」
[メイン]
渡辺 曜 :
そうして、海の中を泳ぎ
顔を出そうとする。
[メイン] IA : 「どれどれ?」
[メイン]
各務原なでしこ :
「よかったよー…はいじゃあ」
そうして手渡そうとした瞬間
[メイン] ムスメ : 「ま、マジマジ見ようとしなくていいからっ!」
[メイン] GM : 波がなでしこたちを巻き込むように襲う
[メイン] 各務原なでしこ : 「……うわぁ!?」
[メイン]
渡辺 曜 :
ぱしゃあっ、と軽い水飛沫の音を立てながら顔を出し。
3人のいる方へ顔を向けようする。
[メイン] ムスメ : 「きゃっ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「みんな~!見つかった~!?」
[メイン] IA : 「おっと!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 渡そうとして緩めた、その手に持っていた物が波にさらわれていく。
[メイン] 各務原なでしこ : 「ああまずいよ水着が水着が水着が………!!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : どんぶらこっこ、どんぶらこっこ。
[メイン] ムスメ : 「ま、また海に…!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 勢いよく、波に攫われていったその水着は─────。
[メイン] 渡辺 曜 : ぺちゃっ。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぶへっ!?な、なんか顔に当たった……!?」
[メイン] IA : 「あ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「あ」
[メイン]
渡辺 曜 :
な、なんだろう……?水気がある……?
むぅ……?ワカメ、とか……?
[メイン] 各務原なでしこ : 「……曜ちゃん!!」
[メイン] 渡辺 曜 : そうして、それを手に取り。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……………………」
[メイン] 渡辺 曜 : それを見つめ。
[メイン] 各務原なでしこ : 「ナイスフォローだよ!!!」
[メイン] ムスメ : 「あ、アタシの水着!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「…………………」
[メイン] IA : ざばん、曜のほうに向かう
[メイン] 各務原なでしこ : 「さっき見つけた水着……」
[メイン] ムスメ : 泳いで、そのまま取りに行く
[メイン] 渡辺 曜 : ムスメちゃんの、下半身に着けていた、アレ。
[メイン] IA : 「ぱんつ…」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………」
[メイン] 渡辺 曜 : ぶくぶくぶくぶくぶくぶく。
[メイン] ムスメ : 「パ、パンツじゃない!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「波にさらわれちゃって……」
[メイン] 渡辺 曜 : それを持ったまま、沈んでいく。
[メイン] ムスメ : 「あ、アレ!?曜!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 刺激が、とても、強い。
[メイン] 各務原なでしこ : 「あー曜ちゃんだめだよ!!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「それムスメちゃんの物だよー!!!!」
[メイン] ムスメ : 「ちょっ、潜られたら、見え…!」
[メイン] 渡辺 曜 : おあああああ~~~~~~~~~~~~~~~~。
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃんが持ってっちゃダメだよーー!!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
なでしこちゃ~~~~~~~~~~~~ん、それ
強調したら、もう、もう、ヤバイよ。
[メイン] IA : 「ああも~!」
[メイン] IA : そこに突っ込んでいき
[メイン] IA : 曜に抱き着いて捕まえようとする
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ひゃわっ……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : ただでさえ感情が荒ぶっていたところに、これである。
[メイン] IA : 「だめだよ、戻らないと」
[メイン] 渡辺 曜 : 女の子の、裸の女の子の、抱擁。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふぁ、い……」
[メイン] 渡辺 曜 : 力が、入らない。
[メイン] IA : ぴっちり捕まえて、そのまま二人のほうに連れていく
[メイン] ムスメ : 「も、戻ったんだの」
[メイン] 渡辺 曜 : あわ、あわわわわわわ……IAちゃんの、柔肌が、ぴったりと……。
[メイン] 渡辺 曜 : 「た、たらいまぁ~」
[メイン] ムスメ : 下を両手で隠しながら、上目遣いの形で見上げる
[メイン] IA : 「ただいま~」
[メイン] IA : 「はい、返そうね」
[メイン]
渡辺 曜 :
ムスメの下半身には、一切目を向けようとせず
努力しながら。水着を渡す。
[メイン] 各務原なでしこ : 「ありがとう曜ちゃん」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ど、どういたしまして~……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃんいなかったら、ムスメちゃんずっと」
[メイン] 各務原なでしこ : 「裸のままだったかも」
[メイン]
渡辺 曜 :
頭が、バグる。バグっちゃうよ。こんなの。
なんで?今日は、どうしてこんなにも、みんないっぱい、くっ付いてくるの?
私を殺したいの?
[メイン] 渡辺 曜 : 「は、はだか」
[メイン] ムスメ : 「う、うぅ…」
[メイン]
渡辺 曜 :
想像してしまう。なでしこが言葉にして紡いだことによって
解像度が生まれてしまう。
[メイン] 渡辺 曜 : 「─────」
[メイン] IA : 「裸…がどうかした?」
[メイン]
渡辺 曜 :
脳内。
リセット。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……と、とにかく!!うん!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「これで、無事解決ヨーソロー、だね!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
岩盤に上がり、ムスメ、なでしこ、IAに敬礼ポーズを見せる。
顔は、真っ赤なまま。
[メイン]
ムスメ :
「じゃ、じゃあ……」
手をおずおずと差し出し
[メイン] ムスメ : 「アタシの水着、返して?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あ、ごめんなさい」
無意識にぎゅっと握っていた?
[メイン] 渡辺 曜 : パッ、と手を緩め、ムスメに水着を返す。
[メイン] ムスメ : 「あ、ありがとう!」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……あ、あはは……」
照れ笑いしながら、一先ずは、安心。
無事、うん、無事……。
[メイン] 渡辺 曜 : ああ、刺激が強い日だった……。
[メイン] 渡辺 曜 : 「………ん?」
[メイン] 渡辺 曜 : ふと、3人の向こう側にある洞に、目が移る。
[メイン] ムスメ : 「……?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……? ねぇIAちゃん、あの洞窟って、なーに?」
[メイン] 渡辺 曜 : 曜が指差したそこは、人が入れそうな大きさの洞窟であった。
[メイン] IA : 「あそこ~?」
[メイン] IA : 「えーっと、普通の洞窟かな」
[メイン] ムスメ : 「へ、へ〜!
[メイン] IA : 「特に何もないけど…だれも住んでないから綺麗だよ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「普通の……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ほほう……そうなんだ……?」
[メイン]
渡辺 曜 :
それにしては、そう。
綺麗だった。
[メイン] 各務原なでしこ : 「はい先生!!」
[メイン] 渡辺 曜 : そういえば、聞いたことがあるような……。
[メイン] IA : 「はい?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私あの洞窟気になります!!」
[メイン] 渡辺 曜 : ここ、シャン津島は、神様達がいて……。
[メイン] IA : 「んえ」
[メイン] IA : 「いいよ~」
[メイン]
渡辺 曜 :
経緯は、よく分かんないけど、でも。
その神様達は今も
[メイン]
渡辺 曜 :
・・・
どこかで、祀られてる、って。
[メイン] 各務原なでしこ : 「よく考えてみると普通の洞窟自体あんまり行ったことない気がするしね、ねームスメちゃん」
[メイン] ムスメ : 「そう?」
[メイン] ムスメ : 「(割とみんな行ってると思ってた…)」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……そうだね、不思議とどうしてか、私も……
気になるか、気にならないかで言うと……気になるんだよね」
[メイン]
IA :
「そうなんだ」
IA的には特に気になってない、昔慣れ親しんだし
[メイン] IA : 「んじゃあ、いこっか」
[メイン] IA : ざばんと潜って、洞窟に向かう
[メイン] IA : 曜をつかんだまま
[メイン] ムスメ : 「……ちょっと待つんだ、ネコミミ、アンタの水着は?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「わぁあっ……!!」
引っ張られ、そしてIAの柔らかな感触に、ドキッ、としながら。
着いていく。
[メイン]
各務原なでしこ :
「あっ待ってよー!!」
ムスメを掴んでそれについていく
[メイン] ムスメ : 「ちょっ!?」
[メイン]
IA :
「水着はもってないよ~」
そのまま消えていく
[メイン] ムスメ : 「や、やっぱり…!!」
[メイン]
各務原なでしこ :
「置いてかないでよー!!」
ムスメを離さないようしっかり掴んで追いかける
[メイン] ムスメ : 「なでこも、引っ張るのは、がぼっ!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 目が、目が、目が、目がぁぁあ~~~~~。
[メイン]
渡辺 曜 :
─────そのまま、エメラルドの色が少し輝く
洞窟の中へと一同は
[メイン] 渡辺 曜 : まるで、吸いこまれるかのように……。
[メイン]
IA :
「…どーお?」
隣から声をかける
[メイン] ムスメ : 「……ぷはっ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「おぉぉ……なんていうか……こう……」
[メイン] 渡辺 曜 : 洞窟内を、きょろきょろと見渡しながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「外は、温かだったのに、洞窟は少し、ひんやりとしてるね……?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「綺麗だねー……」
[メイン]
渡辺 曜 :
「海に入ったばかりだし、それに薄着……う、うん、薄着、だし……」
IAを視界に入れ、すぐに目を逸らし。
[メイン] ムスメ : 「……こんな田舎街に、こんな綺麗な場所があったのね」
[メイン] 渡辺 曜 : 「風邪ひかないように、ぱぱっと探検して、それでもう帰っちゃおうか?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「ん……そう、だね」
綺麗、そう─────。
すごく、綺麗な場所だった。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……くしゅんっ!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 言ったそばから、くしゃみ。
[メイン] 各務原なでしこ : 「ん、じゃあ」
[メイン] IA : 「…ん~?」
[メイン]
各務原なでしこ :
「ムスメちゃんこっちこっち」
ムスメを自分の近くに寄せて
[メイン] IA : 「寒いの?」
[メイン] IA : 曜に視線を向けている
[メイン] ムスメ : 「……ん?」
[メイン] ムスメ : 「どうしたんだ?」
[メイン] 各務原なでしこ : 寄せたムスメと一緒に曜へと近づき
[メイン] 各務原なでしこ : 「ついてきて」
[メイン] ムスメ : 「????」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あはは……ちょっぴり、ね? IAちゃんは寒くないの?」
[メイン] IA : 「ん~、寒くないよ」
[メイン] IA : 「IA、あったかいからね」
[メイン] IA : 手を広げて
[メイン] 各務原なでしこ : ムスメを連れて後ろから曜へと近づき
[メイン]
渡辺 曜 :
「そう、なんだ……?」
その広げた手を、じっと見つめ。
……なるべく、体の方は見ずに。
[メイン] 各務原なでしこ : むう……
[メイン] 渡辺 曜 : その手へ、そっと、自分の手を伸ばしてみて─────。
[メイン] 各務原なでしこ : でもIAちゃんなら強いし、ここは………
[メイン]
IA :
「…ん」
手を合わせると
[メイン] 渡辺 曜 : 「……わぁ……」
[メイン] IA : じんわりと、体温が共有される
[メイン] ムスメ : 「……あったかいんだ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
本当だ、すごく、あったかい。
ぬくぬく、する。
[メイン] 各務原なでしこ : 「せーので行くよムスメちゃん……!!」
[メイン] ムスメ : 「えっ!?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「せーの!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……へへ、IAちゃん、体温高いんだね~?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ん?」
[メイン]
渡辺 曜 :
その時、なでしことムスメの話声が耳に入り
後ろを振り向こうとし─────。
[メイン]
各務原なでしこ :
「どーん!!」
[メイン] 各務原なでしこ : と言いつつ、一応優しく抱きつく
[メイン] 渡辺 曜 : 「ひゃわぁああぁぁあっっ!!?!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 曜の悲鳴が、洞窟内に反響する。
[メイン] IA : 「あら、ふふふ」
[メイン] 渡辺 曜 : ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ。
[メイン] ムスメ : 思わず、一緒になってくっついてしまう
[メイン] IA : それに押されて
[メイン] 渡辺 曜 : 「あうあうあうあうあうあうぅ……」
[メイン] IA : 曜にべったり抱きつく
[メイン] 各務原なでしこ : 「みーんな一緒…こうしたら暖かいよね。曜ちゃん」
[メイン] 渡辺 曜 : 曜の体温も、それに合わせてどんどん上昇していき─────。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ひゃあっ……!……そ、そう、だ、ね……すごく、あったかい……」
[メイン] ムスメ : 「み、店に行く時もこうだったし、うん……平気、平気…」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私もあったかーい……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃんも……」
[メイン]
渡辺 曜 :
まるでタコ。真っ赤な顔をしながらも。
お店に行く時と、同じ、うん、そう、きっと、そう。
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃんも………」
[メイン]
渡辺 曜 :
……そう?……そう、なの……???
だ、だって、これ……あ、あわわ。
[メイン] 各務原なでしこ : 「えへへ…………」
[メイン]
渡辺 曜 :
IAちゃんの、なでしこちゃんの、ムスメちゃんの
柔肌が、直接私の肌に………。
[メイン] 各務原なでしこ : IAの方にも手を伸ばしていく
[メイン] 渡辺 曜 : ごくりっ、と喉を鳴らす。
[メイン] IA : 「んー、おしくらまんじゅうだね」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……わ、私も……うん……すっごく、あったかい、よ……なでしこちゃん」
心臓をバグらせながらも、ニコッ、と笑う。
[メイン] ムスメ : 「確かに、暖かいけど……ま、まだ履けてないのに…」
[メイン] ムスメ : 消えいるような声で、うつむき呟く
[メイン] IA : 「いいじゃん、私たちしかいないよ?」
[メイン]
IA :
「ねー?」
曜の耳元で
[メイン]
渡辺 曜 :
涼しい洞窟の中─────。
なまぬるい
"Lukewarm"な汗が、曜の首筋を伝い。
[メイン] 渡辺 曜 : 「そ、それ、はっ……!!?」
[メイン]
渡辺 曜 :
そ、そう、だけどっ!!!
私達だけしか、いないけど……!!!
[メイン] 渡辺 曜 : ……う、うぅぅ。
[メイン] IA : 「…あ、そーだ」
[メイン] 渡辺 曜 : ……そんなこと言うなら。
[メイン] 渡辺 曜 : そんなに、私のこと、誘っちゃうなら─────。
[メイン]
渡辺 曜 :
……ちょっとくらい、夢っていうか……。
[メイン] IA : 「IAの体温、どーお…?」
[メイン]
渡辺 曜 :
私の、本当にしたいこと。
やりたいこと。心から望んでること。
……やっちゃうよ。
[メイン] ムスメ : 「……その、嫌、じゃないんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 目をぎゅっと閉じ、何かを決意し─────。
[メイン] 渡辺 曜 : 「─────えいっ!!」
[メイン] IA : あら
[メイン]
渡辺 曜 :
IA、なでしこ、ムスメの3人を同時に、強く抱き締める。
曜の、少し筋肉質な肌で、3人を包む。
[メイン] 渡辺 曜 : 「おしくらまんじゅう!!」
[メイン] IA : 「…ん…ふふ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「………!?」
[メイン]
渡辺 曜 :
ぎゅううう~~~~!!と
強く、ハグする。
[メイン] IA : 「私もー!」
[メイン] ムスメ : 「あうっ!」
[メイン] IA : それに乗じて、同じく力を込めて
[メイン] 各務原なでしこ : 「うわぁ………!!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
もう、ヤケクソ!!……いや、ヤケクソとか、そういうのじゃ、ないけど……
でも……!!!
[メイン] 各務原なでしこ : 「…………」
[メイン] ムスメ : 小さな体が腕に包まれ、そのまま押されるまま、体を密着させる
[メイン] 各務原なでしこ : 「…………えへへ」
[メイン] IA : そうやって力を入れるものですから
[メイン] 渡辺 曜 : 私だって!!!!
[メイン] IA : ぴたり
[メイン] 渡辺 曜 : みんなと!!!!!!
[メイン] 渡辺 曜 : 抱き着きたいんだから!!!!!!!!
[メイン] IA : ついに顔までくっつくなど
[メイン]
渡辺 曜 :
「っ……!え、えへへ……!」
ほっぺ同士とくっつけ合わせ、もちもちと、擦り合わせる。
[メイン] IA : 「曜ちゃんも、あったかいよ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
「ぅ……あ、ありがとう……その、ごにょごにょ……」
……やっぱり、恥ずかしくなって、後半声が小さくなっていく。
[メイン] ムスメ : 「……そう、だな」
[メイン] IA : 「…んー」
[メイン] 各務原なでしこ : 丁度真ん中を位置どる場所から曜の抱擁を受けて
[メイン] IA : ちゅ、と
[メイン] ムスメ : 「もう寒くない、けれど……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「 」
[メイン] ムスメ : 「えっ!?」
[メイン] IA : さりげなく唇をこすらせて
[メイン] 渡辺 曜 : 硬直。
[メイン]
渡辺 曜 :
……………………………………………………………。
……………………………………………………………。
……………………………………………………………。
…………………………………え?????
[メイン] 各務原なでしこ : (IAちゃんの感触とムスメちゃんの感触……)
[メイン] ムスメ : 「い、今の……!?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……IA、ちゃ、ん……?い、今……のは……?」
[メイン] 各務原なでしこ : (それに曜ちゃんに抱き締められて……)
[メイン] 各務原なでしこ : 「えへへ………」
[メイン] IA : 「んー?」
[メイン] IA : 「…ひみつ♡」
[メイン]
渡辺 曜 :
「──────────」
悶絶。
[メイン] IA : くすくす、耳元で笑う
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あ、あ、あぁぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
[メイン] 各務原なでしこ : IAちゃんのそれ……いいかもー……
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
[メイン] 渡辺 曜 : 情けない声が、洞窟内に響く。
[メイン] 各務原なでしこ : 私も……
[メイン]
渡辺 曜 :
ヤバイ。すんごく、ヤバイ。
すっごく、ドキッとした。すんごく、トキめいちゃった。
[メイン] 各務原なでしこ : つられて動くように
[メイン] ムスメ : 意味合いを理解して、顔から爪先まで真っ赤にする
[メイン] 渡辺 曜 : こ、こんなこと、あっても、いいのっ……!?
[メイン] 各務原なでしこ : 曜の口へと直接。
[メイン] 各務原なでしこ : 自分の口を触れさせる。
[メイン]
渡辺 曜 :
「んむぅっ─────!?」
なでしこの、柔らかな唇の感触が、伝わる。
[メイン] 渡辺 曜 : 目がチカチカとする。
[メイン] IA : 「あっ」
[メイン] ムスメ : 「や、やっぱり……」
[メイン]
IA :
「……ずるい」
耳元で、わざと棘のある声で
[メイン]
渡辺 曜 :
あああああああああああああああああああああああ。
もう、もうなんなの~~~~~~~~~~~~~~~~~。
ヤバいよ~~~~~~~~柔らかいし、気持ちいいし。
なにこれ、なにこれなにこれなにこれなにこれ。
[メイン] ムスメ : ふるふると震えながら、今日のことを振り返り、噛み砕き、理解していく
[メイン]
渡辺 曜 :
「ふぇっ……!?」
IAの、低い声に背筋がぞわっとしながら。
[メイン]
各務原なでしこ :
「むうー………」
ずるいという声が耳に入り
[メイン] 渡辺 曜 : 「ず、ずず、ずる、って、え、それって、どういう、意味……?え……?」
[メイン] ムスメ : なら、なら……ああ、もう。
[メイン]
渡辺 曜 :
完全、パニック状態。
自分がこうなることなんて、妄想ではあったかもしれない。
でも実現するだなんて、一度たりとも思ってなかったからこそ。
[メイン]
各務原なでしこ :
ズルいのはIAちゃんだもん
私にもっと構ってよ
曜ちゃん独り占めにしようしないでよ
[メイン]
渡辺 曜 :
だって、だって!!女の子同士で、こんな……!!!!
あるはずないって、思ってたから……!!!!
[メイン] IA : 「うーん」
[メイン]
各務原なでしこ :
「………っ」
そのまま
[メイン]
IA :
「持ってちゃおうかな?」
視線を向ける
[メイン]
渡辺 曜 :
女の子に恋しちゃうだなんてっ、女の子に欲情しちゃうだなんて……!!
みんなに引かれちゃうって、思ってたから……!!!
[メイン] 各務原なでしこ : 隣のIAにも自分の唇を押し付ける。
[メイン] 渡辺 曜 : 「ひゅわぁあぁっ!?!?」
[メイン] IA : 「んむう」
[メイン] 渡辺 曜 : なでしことIAのキスに、脳がさらにバグる。
[メイン] ムスメ : 「っ!」
[メイン]
IA :
「…ん、ちゅ」
慣れたように、瞳を閉じて受け入れて
[メイン]
渡辺 曜 :
「な、なっ、な……!?なぁ……!!?」
これは、夢、なの……!?
[メイン] ムスメ : 思考が沸騰したように揺れ動き、そして…
[メイン] 渡辺 曜 : 「わ、わぁ……い、いやらしい、音……」
[メイン] 渡辺 曜 : ごくり、と唾を飲みこむ。
[メイン] ムスメ : 片方へと、思考を傾かせる
[メイン]
各務原なでしこ :
「………♪」
IAの反応を見て一気に上機嫌になる
[メイン] IA : 「…ねー、なでしこ?」
[メイン]
IA :
「まだ寂しそうな子がいない?」
ちらり、視線をさらにもう一人に
[メイン]
渡辺 曜 :
「ぁ………」
その声に合わせ、ちらりと─────もう1人の方へ、視線を移す。
[メイン]
各務原なでしこ :
「んー、そうだね……」
その視線に応え、そのまま少しだけいたずらな笑みを浮かべ
[メイン]
IA :
「ムスメ、ちゃーん?」
にこりと
[メイン] ムスメ : 「っ!」
[メイン] 各務原なでしこ : 軸をずらすように、自分の位置を少し変える。
[メイン]
渡辺 曜 :
「………ごくりっ」
喉の音が鳴る。ムスメを、じっと見つめる。
顔を、真っ赤にしながら。心臓を鼓動させながら。
[メイン] 各務原なでしこ : 「………♪」
[メイン] ムスメ : 「……曜」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……そ、そのぅ……もし、その……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃん……♪」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………ヘン、だなって、思ったら……全然」
[メイン] IA : 「…♡」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……絶交とか、うん、全然……」
[メイン] 渡辺 曜 : 指同士を、つんつんと合わせながら。
[メイン]
ムスメ :
「あんた、今日一日、ずっと我慢してるみたいな様子だったわよね…?」
「コレを、我慢してたのよね…?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……………………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………ハイ」
[メイン] ムスメ : 「……じゃあ、ずーっと、アタシ達に、我慢させられてたんだ?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……な、なんていうか……う、うん……」
[メイン] 渡辺 曜 : すぅ、はぁ。と息を吐き、そして捨て。
[メイン] 渡辺 曜 : 「………あのね……私、渡辺曜は、ね」
[メイン]
渡辺 曜 :
決意した。
もうこの場で言わず、一体いつ言う?
[メイン]
渡辺 曜 :
海を怖がっていたら、泳ぎ方なんて、一生分からない。
きっと、それと同じ。
[メイン] 渡辺 曜 : 臆病な私を、今日だけは─────捨てる。
[メイン] 渡辺 曜 : ムスメの目を、じっと見つめ。
[メイン] 渡辺 曜 :
[メイン] 渡辺 曜 :
[メイン] 渡辺 曜 : 「─────私……同性愛者、なんだ」
[メイン] 渡辺 曜 :
[メイン] 渡辺 曜 :
[メイン] 渡辺 曜 : 真剣な眼差して、真剣な声色で、そう告げる。
[メイン] 渡辺 曜 : 「……………だから、うん……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「みんなのこと……いやらしい目で見てるか、見てないかで言えば……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………見てたよ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ごめんね、気持ち悪い、よね……?」
[メイン] ムスメ : 「いいえ」
[メイン] ムスメ : 「……途中の様子で、隠し事の内容はうっすら浮かべてはいたし」
[メイン] ムスメ : 「…アタシも、曜にそう見られるのは、いやでもないから」
[メイン] ムスメ : 「少し、不公平になるわよ…ね?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ほ、ほん、と……?」
[メイン] 渡辺 曜 : 少し、目を潤わせながら。
[メイン] ムスメ : 「ウソは……まあ、付くけど、今じゃない」
[メイン] ムスメ : 「…それで、さ。ずっと、我慢させちゃった、し」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……………」
[メイン] ムスメ : 「ねぇ、曜?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「う、うん……」
[メイン]
ムスメ :
「……ここでは」
一歩、足を地に付け
[メイン]
ムスメ :
「今からは」
二歩、空に砂を放ち
[メイン] ムスメ : 「……我慢は、しなくていいから、ね?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……本当、だね」
一歩、手を差し伸べ
[メイン]
渡辺 曜 :
「それなら……」
二歩、頬に手を添え
[メイン] 渡辺 曜 : 「……し、失礼、します」
[メイン] 渡辺 曜 : ─────ちゅっ。
[メイン]
渡辺 曜 :
ムスメの唇へ、触れる程度に、重ね合わせる。
そうして、そっと離す。大事なものを壊さないように、慎重に。
[メイン]
ムスメ :
触れる、離れる
たった二工程の行いに、染み入る愛に、心が氾濫を起こしたように、笑みが、できて、崩れて、また浮かべ
[メイン]
渡辺 曜 :
その後、恥ずかしそうに視線を逸らす。
頬を朱に染めながら、自分の唇に、指の第二関節を曲げながら添え。
[メイン] 渡辺 曜 : 「…………え、えへへ……ちゅー、しちゃった」
[メイン]
渡辺 曜 :
……女の子の唇って、本当に、柔らかいなぁって。
改めて、しみじみと、思ってしまう。
[メイン]
ムスメ :
「……こう、いう、感触、なのね」
「二人が、進んでしたがるのも、わかったわ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………あ、あはは……」
[メイン] 渡辺 曜 : IAとなでしこの方を、ちらりと向きながら。
[メイン] IA : 「?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「♪」
[メイン]
渡辺 曜 :
「……二人も……そんなに、気にしてない……んだね……?」
確認するように、小首を傾げ。
[メイン] IA : 「好き合うのって悪いことなの?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「うぇっ……!?わ、悪い事……悪い事、ではない、とは思う、けど……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私は皆だーいすき……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃんもIAちゃんも曜ちゃんも、みんなみんな……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ん、んーーー……?もしかして、私が考えすぎだった、とか……?」
[メイン] IA : 「ん~?」
[メイン] IA : 「そうじゃない?だって」
[メイン]
渡辺 曜 :
「あ、あはは……なでしこちゃん……」
頭を掻きながら。
[メイン] IA : さらにぐっと近づいて
[メイン] 渡辺 曜 : 「っ……!」
[メイン] ムスメ : 「…!」
[メイン]
IA :
「私はそーされても喜んだよ?」
にこりと、笑みを見せる
[メイン]
各務原なでしこ :
「えへへー……」
そうされても喜んだ、という言葉に反応して
[メイン]
渡辺 曜 :
「っ………!!」
その妖艶な笑みに、IAの子どもらしからない、大人な笑みに
心臓がドキッ、となる。
[メイン] ムスメ : 自分は、IAとの反対の位置で、身体を押し付ける
[メイン] IA : 「だから」
[メイン] IA : 「これからは、"好き"なこと考えた方が…」
[メイン]
IA :
「…幸せだよ?」
[メイン]
渡辺 曜 :
後ろで、ムスメちゃんの温もりを抱きながら─────。
「………!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 好きなことを、考える─────。
[メイン]
各務原なでしこ :
「私は曜ちゃんのこと好きだよ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ありのままの、曜ちゃんが」
[メイン]
渡辺 曜 :
好き、私の好きは─────。
─────もっと、触れ合いたい。
[メイン] 渡辺 曜 : 「なでしこちゃん……」
[メイン] IA : 「…ふふん、私は呼んでくれないの~?」
[メイン] IA : 「それとも…」
[メイン] 渡辺 曜 : 「─────ありがとう……みんな、こんな、私のことを……受け入れてくれて……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ふぇっ!?!」
[メイン]
IA :
「こっちから来てほしい?」
指を体に這わせる
[メイン]
渡辺 曜 :
「よ、呼ぶよ!?」
あわあわしながら。
[メイン]
渡辺 曜 :
「ひゃわぁああぁっ……!!?」
や、やっぱりこういうのは、まだ、慣れない!!!
ドキドキしちゃう、でも……!!
[メイン] 渡辺 曜 : もう……隠さなくて、いいんだって、思えたら、私─────。
[メイン] ムスメ : 「ねえ、ねえ、曜」
[メイン]
渡辺 曜 :
「………そ、それなら、こっちだって、こうだ!」
IAのほっぺを、むぎゅっと掴み。
[メイン] 各務原なでしこ : 「IAちゃんズルいー……」
[メイン] 各務原なでしこ : 「私もムスメちゃんも曜ちゃん大好きだし、IAちゃんの事大好きだもん……」
[メイン] 渡辺 曜 : ちゅ──────────。
[メイン]
渡辺 曜 :
「……ふ、ふぇっ……?」
IAの、柔らかな唇の感触をまだ味わいながらも
ムスメの声が耳に届き、そちらの方へ振り向く。
[メイン] IA : 「…ん♡」
[メイン] IA : 「だって、私は~…」
[メイン] ムスメ : 「今日は、ずっと我慢した、アタシ達がさせた……ねえ、だから」
[メイン] IA : 「最初から"交わろう"としてたもーん」
[メイン] ムスメ : 「今日の分も、これからの分も、全部、曜が決めていいよ…?」
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、あわ、あわわわわわぁ」
[メイン]
渡辺 曜 :
ま、交わるって、そんな、えっちなっ……!
そ、それに、今日の分も、これからの分も、私が……き、決め、る……?
[メイン] 渡辺 曜 : 「そ、それは─────!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「………………」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……ま、まずは……ゆっくりな、ペースからで……」
[メイン] 渡辺 曜 : 自分の胸に手を置き、心臓の鼓動を落ち着かせようとしながら。
[メイン] 渡辺 曜 : 「………でも……でもっ……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「……本当に、夢みたいで、私……嬉しくて……え、えへへぇ」
[メイン] ムスメ : 曜の首に背後から手を回すを回す
[メイン]
各務原なでしこ :
「むー……」
IAの言葉にちょっとだけ不満そうな表情を向けて
[メイン]
渡辺 曜 :
ほろりと、曜の瞳から涙が零れ
その雫が頬を伝う。
[メイン]
渡辺 曜 :
「あっ─────」
成すがまま、ムスメに抱き着かれ。
[メイン] IA : 「夢じゃないもんね?」
[メイン]
ムスメ :
「……それが、曜のしたい事なら」
「今まで、我慢させたから……今日からは、ね」
[メイン] 渡辺 曜 : 「ぅっ……ありがとう……本当に、ありがとうね……」
[メイン] 渡辺 曜 : 「IAちゃん、ムスメちゃん、なでしこちゃん………!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃん……曜ちゃん………!!」
[メイン]
渡辺 曜 :
涙の雫を、指で払い。
そうして3人へ、ニコッと、無邪気な笑顔を見せる。
憑き物が落ちたような、丸い笑顔。
[メイン] 渡辺 曜 : 「あ、ど、どうしたのなでしこちゃん?」
[メイン] IA : 「…?」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふふっ………」
[メイン] 各務原なでしこ : 「今までも、これからもずーっと」
[メイン] 各務原なでしこ : 「大好きだよ」
[メイン] 渡辺 曜 : 「っ………!!……うん……うんっ……!!!」
[メイン] 渡辺 曜 : 「私も─────大好きだよ!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「やったあ……!!」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふふっ……」
[メイン]
各務原なでしこ :
「それにね……」
ムスメの方にも目を向け。
[メイン] 各務原なでしこ : 「曜ちゃん、だけじゃないよ」
[メイン] ムスメ : 「…!」
[メイン]
各務原なでしこ :
「IAちゃんの事もずっとずっと、ずっと大好き」
そして少しだけ、IAの方にも目を向け
[メイン]
IA :
「…ふふん」
言葉は返さず
[メイン] 各務原なでしこ : そしてムスメに目を戻す。
[メイン] 各務原なでしこ : 「勿論、」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃんの事、」
[メイン] 各務原なでしこ : 「大好き」
[メイン] 各務原なでしこ : 「いつまでも、いつまでも一緒だよ」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃん」
[メイン] ムスメ : 「……なでこは、ずっと正直だったんだの」
[メイン]
各務原なでしこ :
「ほんのちょっとだけ、新しく気付けたこともあったけど」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ずーっと変わってないよ。だからこれからも、絶対変わらない」
[メイン] ムスメ : 「……逞しいんだの、じゃあ」
[メイン] ムスメ : 「アタシも、なでこの事を信じておくんだの」
[メイン] ムスメ : ニコリ、と微笑みを浮かべる
[メイン] 各務原なでしこ : 「ふふふー……っ」
[メイン] 各務原なでしこ : そのまま顔を近づけて、
[メイン] 各務原なでしこ : しっかりと相手を見て
[メイン] 各務原なでしこ : 自分の唇を、相手のそれと重ね合わせる。
[メイン] ムスメ : 「っ!」
[メイン] ムスメ : 「ほ、本当に、素直なんだの…」
[メイン]
各務原なでしこ :
「これからもっといっぱいしようね。ムスメちゃん」
[メイン] 各務原なでしこ : 「ムスメちゃんからも、いっぱいしてね」
[メイン] ムスメ : 「じゅ、準備はいるけど、頑張る」
[メイン]
各務原なでしこ :
「大丈夫だよムスメちゃん」
[メイン]
各務原なでしこ :
「みーんなムスメちゃんの事大好きだから」
[メイン] 各務原なでしこ : 「すぐ慣れて、いっぱいしたくなっちゃうよ」
[メイン]
渡辺 曜 :
あ、あはは……。
本当になでしこちゃんは……なんというか……自分の信じたものに対して、真っ直ぐだ。
すっごく、純粋なんだ。
[メイン] ムスメ : 「……じゃあ、備えておかないと、だの」
[メイン] 各務原なでしこ : 「うん………!!」
[メイン]
GM :
そう、彼女たちはこれからも変わらず、お互いを愛し続けるだろう。
[メイン] GM : これからどうなっても、決して変わらず、ずっと。
[メイン] GM : いや、
[メイン] GM : これからはもっと、
[メイン] GM : もっと、
[メイン] GM : もっと、進んでいくのかしれない。
[メイン] GM : いや、
[メイン] GM : 彼女たちの関係はここからとどまる事はなく、進んでいくだろう。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 宴だァ~~~~~~~!!!!!!!
[メイン] ムスメ : 宴だの〜!!!!!
[メイン] 各務原なでしこ : 宴だァ~~~~~!!!!!
[メイン] IA : 宴~
[メイン] 渡辺 曜 : 宴ヨーソローーーーーーーー!!!
[メイン]
GM :
はいじゃあ感想言います
まずムスメ
[メイン] ムスメ : !
[メイン]
GM :
常識人よりのムーブしつつ、どこか抜けてるような一面のあるムーブがとても可愛らしかったと思います
なんでしょうか、常識人ムーブの中にたまに入る抜けた一面がいい感じの破壊力を生んでいたというか
そしてそれを色女場面で安定して発揮していたような印象があります
総じて色んな場面で安定して、それでいて破壊力も十二分以上でかわいかったですね
とても好きです
[メイン] ムスメ : うわ!ありがとうだの!
[メイン]
GM :
おんなじことばっか言ってますが
それだけ印象に残って、そして強いムーブだったんだと思います
[メイン] ムスメ : ふふーん
[メイン] 渡辺 曜 : よくやった!
[メイン] GM : では次はIA
[メイン] IA : にゃ
[メイン]
GM :
ちょっと普通とはズレた価値観で周囲をかき回していたのが好印象ですね
それを活かし色んな方向に対して強い一手を決めまくったがためにこのENDへの貢献率は非常に高いと言えます
そして芯がしっかりしてる一面を感じられるために安定感があり、それが安心して絡めるフックへと繋がって
更にズレた価値観が生む変わった行動が相手の注意をよく引き付けてたため
受けムーブとしてかなりの完成度を感じさせました
とてもかわいいので惑わされました。
[メイン] GM : とても好きです
[メイン] IA : 惑わし続けたからね~
[メイン] IA : ま、王手は詰め切れなかったけど…
[メイン] GM : まあ…色々重なった部分はあるからIAに足りない部分あってそうなったわけではないとは思ってます
[メイン] GM : はいでは次曜
[メイン] 渡辺 曜 : ヨーソロー!
[メイン]
GM :
間違いなく今回の卓の中心人物ですね
童貞レズというキャラ性をこの上なく発揮しきってたと思います
色んな場面で能動的に動いて提案なんかも多く展開作りにとても大きく貢献してくれました。とてもありがたいですね
そして童貞レズという要素をこの上なく発揮しきってたと思います
リアクションがとにかくよかったですね。「ああしてみたらこういう反応しそう」といった想像をしやすい、そんなとてもいいリアクションRPでした
それを見て色んなああしてみようこうしてみようと色んなPCの発想を刺激していたように見えました。
色々と異例が多かったかもしれないこの拓において
それでも卓中通してしっかりと心情の変化描ききったのも凄いです。
[メイン] GM : とてもかわいかったですね
[メイン]
渡辺 曜 :
えへへ、ありがとう!
童貞レズの渡辺曜です!よろしくお願いします!
[メイン] IA : かわいいね
[メイン] GM : かわいいよね
[メイン] GM : はい次淫乱ピンク
[メイン] GM : 言うこと無し
[メイン] 各務原なでしこ : ひどくない?
[メイン] 渡辺 曜 : ひどい!
[メイン] GM : だって動かしてたの俺だし……
[メイン] ムスメ : ひどい!?
[メイン] ムスメ : なるほど
[メイン] 渡辺 曜 : な、なんだってー!?
[メイン] 渡辺 曜 : がが〜〜ん!
[メイン] ムスメ : な、なんだってだの〜
[メイン] IA : 知ってた
[メイン] ムスメ : はい
[メイン] 渡辺 曜 : そうだね〜……それじゃあ私達から感想を投げよっか
[メイン]
GM :
今回誰からも秘匿送られなかったけど
多分その上でバレバレだったと思う
[メイン] IA : かわいい、天真爛漫
[メイン] ムスメ : 基本的に満遍なくフックを巻いていたんだの、素直に、全員と絡める技量は関心だの
[メイン] ムスメ : 素直さの演出には自信がないから、ああいったキャラをしっかり操縦できるのは素直に羨ましいと思える点がおおいんだの
[メイン] 各務原なでしこ : 本当にありがとう…滅茶苦茶うれしい…
[メイン]
各務原なでしこ :
まあ強いていうとあれだね
[メイン] 各務原なでしこ : PLやりながらGMとしてNPC動かすのめっちゃ難しいね
[メイン]
渡辺 曜 :
なでしこちゃんは、純粋な子だったね〜
絡みに対してすごく積極的だったのがとにかくえらかったね!
みんなの癒し的な存在だったよ〜?
なでしこちゃんは、こういうキャラクターなんだ!っていうのがよくRPで語れてたと思うし
なでしこといえば心情で何か考えるよりも、まずは行動に出る子ってイメージは私の中にもあるから
まさしくそのイメージ通りの動きというか、ちゃんとなでしこしてる!って思ったよ〜
あと可愛さも申し分無しだね!アイスの食べさせあいの提案とかしちゃうのも、なでしこちゃんならそうするよな〜!可愛いな〜!って思ったよ!
あと海に行ってからの絡みの積極性が強まったのも、物語を通しての考えというか、なでしこのしたいことがハッキリと見えたから
そういう意味では私目線では合わせやすくてありがたかったね〜
[メイン]
GM :
あと折角さくらさんに猛アタックしかけてくれた曜には謝る
すまん(Thanks.)
[メイン]
渡辺 曜 :
PCやりながらNPC動かすのはそう
難しい
[メイン] 渡辺 曜 : いいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
[メイン]
渡辺 曜 :
私(PL)がお姉さん属性に弱いから
無茶振りした面もあってすまん(Thanks.)
[メイン]
各務原なでしこ :
滅茶苦茶ありがたいよ……
本当にありがとう皆……
[メイン]
GM :
まあNPC可愛かったら狙いたくなるのは当然なので仕方無い
反省して俺が次に活かしていく
[メイン] IA : えらい
[メイン] ムスメ : えらい
[メイン] 渡辺 曜 : よく言った!
[メイン] GM : あとおこがましいながらこれから百合卓立てたい人に伝えたい事としては
[メイン]
GM :
一応この卓ライト系ルールでNPC採用したらこうなったって例ではあるので
どういう印象になるかは分かりませんが
少しでもこれから百合卓GMやりたいって人の参考の手助けになったりしたら嬉しいです
[メイン] ムスメ : 聖者だの…
[メイン]
渡辺 曜 :
ライト系は「シナリオ」っていう本筋が無い分
NPCを出した際に、その扱いが難しくなるんだよね
本来シナリオある卓なら、NPCに絡むのが正解だから
その理由は、NPCがシナリオの内容に案内してくれる導き手の役割になるから
でもアドリブ系だと、NPCはもう、本当に意味がないような存在になりかねないから
……難しいね!
[メイン] ムスメ : 難しいんだの…
[メイン] IA : まぁ趣味だしね
[メイン]
GM :
教師にされても反面教師にされても嬉しいので
この卓のGM個人に対してはどう思ってくれても大丈夫です
[メイン] IA : 卑屈になるんじゃあない
[メイン] IA : 楽しんでたんだからね
[メイン] GM : うわ!ありがとう!
[メイン] ムスメ : 楽しい卓だったんだの!
[メイン]
渡辺 曜 :
うんうん!
私も楽しかったよ!